2018年7月23日月曜日

今日の新聞を読んで(170):民主主義を根腐れさせたのは国民自身ではないのか


我が国の民主政治を根腐れさせたのはメデイアの劣化と国民のせいではないか。メデイアが憂うる状況ではあるが、そんな気がする新聞記事が目立った。

この5年間の安倍政権の国会軽視した政策、政局運営は誰が見ても民主政治を踏みにじる内容であるが、それを助長させたのは紛れもなく国民自身であり政権に対する弱腰のメデイアのせいでもある。

国会の閉会を機にいろんな問題が指摘されているがそれをあと3年も続けられる可能性が自民党総裁選にある。自民党員は現況の政治をどう判断するか。あと3年も同じような政治を望んでいるのか。

そして来年の参院選では国民の審判が下るが、安倍政権は参院選は国政に影響与えないとコメントするのか。

すべては国民の手にかかっている。決してメデイアや国会議員のせいではない。選挙で選んだ我々の代表が「それでよし」としているのだ。

「安倍政権のおごり」・・一強独裁、ポスト安倍潰しは安倍さんにとってはよかろうが国民にとってはまずいのだ。自民党議員は国民の民意には目もくれずポスト要求で安倍さんにすり寄る。

「モリカケ問題」・・自民党による関係者の証人喚問要求は拒否され真相究明に至っていない。すべては安倍総理夫人の国会招致を拒否するためで、安倍総理の国会答弁も夫人の国会招致を避けるのに懸命な姿は哀れだ。

「働き方改革」「カジノ法案」は多くの批判をよそに強行採決された。一体だれのための政策なのか。経済界であり地方活性化を願う自治体か。

「官僚による忖度政治」・・行政の公平性、公文書改ざんは民主政治の根幹を揺るがす一大不祥事になった。官僚主導から政治主導の人事を目指したのは良かったがその制度を安倍政権は悪用してしまった。

「立法府の改革の遅れ」・・参院選を控え6増の悪政までやってしまった。確か、行政改革は民主党政権末期の野田総理と野党・安倍総裁との党首討論で「約束してくれれば明後日解散します」と約束したが安倍さんは約束を破ったままだ。

そして「3選を目指す安倍総理」・・すべてを自分のためにパフォ―マンスに利用してしまうあくどさと取り込むためにポストの皮算用の横行がうわさされている。7月西日本豪雨時に「赤坂自民亭」で酒盛りしていたのは支持を明確にしない竹下派への対応と説明されれば納得がいく。その竹下会長は反省していた。

そして国会審議のやり方も批判の的だ。

政府vs野党の構図になって「政策の説明会」になっているという。確かに総理以下閣僚を同席させ、すでに提出されている質問書に沿って野党議員が質問すれば閣僚はあらかじめ作成された「答弁書」を棒読みする。

時々、野党の質問に「あらかじめ提出がなかったので」と質問を拒否する場面に出くわす。質問書になかった事案でも答えるのが閣僚の役目ではないのか。
そうでなければ国会質疑も「やらせ」ではないか。

そこで議員間の議論を活発にせよという。

首相主導の行政チェック、民意を反映させることになるというのだが議員間で議論し誰がまとめるのか。委員会制度とどう調整するのか。委員会でも閣僚と野党議員の政策の説明会だ。

閣僚を抜きにして与党の議員が議論をまとめ政策策定にどう関与させるのか。そういうやり方が慣例でないから実施も大変だろう。

ところが今、国会改革案が提案されている。超党派で中堅、若手議員が提案しているし、立憲民主も独自案を提案している。

パフォーマンスと官邸はじめ傍から見られて警戒されている。

選挙のたびに地元ではいいことを言うが、永田町に入れば悪事に身を染めるおかしな人種が国会議員だ。

でも今のような民主主義を根腐れさせる政治は安倍総理の追放であらかた片が付くと思うのだが・・。

0 件のコメント: