2018年7月4日水曜日

自民党の皆さん 何故、安倍総理3選なのですか


自民党議員の皆さん 何故安倍総理3選なのですか。新聞報道では主流3派の支持で永田町の自民党では安倍3選が強いという。当然かも知れない。安倍総理続投を狙っての自民党総裁3期の規約改正を行ったのだ。

安倍さんが3選して政治に大きなメリットはなく逆に不祥事による混乱が続くのではないかとみている。それもあってか危機感を覚えた若手、中堅議員が国会改革超党派会議を立ち上げ国会改革に挑むという。

今の国会、日本政治は安倍総理に特有の不祥事によりいろんな面で問題が明らかになっている。安倍総理が辞めれば相当改善が期待出来るが、続投ともなればいろんな面で努力が必要なのだ。

2ヶ月後の自民党総裁選で次の総理が決まる。安倍さん続投か、ポスト安倍候補になるのか。

国民は「モリカケ」問題で嫌気が差している。世論調査でも「安倍は信用できない」「他の内閣よりマシ」とか80%の国民がモリカケ問題での安倍総理の説明に納得していない。野党の要求する証人喚問にも自民党は拒否だ。理由は安倍総理夫人を国会に招致する事を拒んでいるのだ。

安倍さんが続投する限りつきまとう不祥事で政治不信は続くだろう。まともな政治状況であればここまで高じた政治不信は政権交代の時期だろう。ところが日本ではダメなのだ。メキシコでは左派の大統領が新大統領に選ばれたが背景にはアメリカ・トランプ大統領の保護主義があったが政治不信も大きな要因だったようだ。

参院選で安倍政権はどう判断されるか。

「安倍はNO」でも与党、野党を見渡しても他にいない。「消去法でやっぱり安倍か」と言うことになりかねない。一番無難なのはポスト安倍なのだがそのチャンスが9月の自民党総裁選なのだ。

新聞報道では、安倍3選に細田、麻生、二階の3派が支持、分からないのが竹下、岸田、石原で石破さんは自派だけそれも20人、推薦人に困るほどだ。
竹下派は内部がまとまらず自由投票、岸田派も禅譲を狙っているが安倍総理の政治手法とは真逆だ。安倍さんにとってはいい気はしないだろう。三寸先は暗闇だ。更に麻生さんは宏池会構想を持っていると言うがだったら岸田支持でないと困る。3選後の主導権争いで安倍支持か。

世論調査では新聞社が指名した中から選ぶと安倍、石破が20%以上の支持で安倍さんが数ポイント優勢、野田さん、河野さんは数ポイントで問題外。野田さんが出馬すると石破票を食うことになり安倍さん有利だ。

名前が挙がっていないが、小泉さんが30%以上の支持を得ていることは分かるが、まだ若い。無理して出れば安倍さんに潰されるだろう。そんな事は分かっている。

でもどうして安倍総理は支持率を回復しているのか。下げ止まりに安倍官邸は胸をなで下ろしている。

外交が得意と言ってもそれほど成果は出ていない。米朝会談で始まった北との関係もトランプ大統領は口添えしてくれたとしても拉致問題は「既に解決済み」と北メデイアはけん制する。金委員長も「何故直接行ってこない」と話したそうだが、だからチャンスと日朝会談を画策するのは早計だ。

国内で拉致問題で威勢の良いことを言って支持率を上げても北朝鮮問題が進むとは限らない。アメリカ、韓国に頼らず独自の政策を立てなければ馬鹿にされるだけだ。

更に、安倍総理が3選を目指すなら今までの5カ年の総括が必要だ。各政策の結果を検証し後3年でどうしようとしているのか、国民に説明すべきだ。

アベノミクス、2%物価目標、出口戦略、財政再建と経済成長、消費税10%、「モリカケ」問題、憲法改正、北方4島での対ロシア、尖閣諸島での対中国
そして北朝鮮問題、安倍総理の総括を聞きたいところだ。

自民党議員も安倍支持を選挙区に帰ってどう説明するのか。細田、麻生、二階派は3選後の主導権、利権を考えて動いているとしか思えない。


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