2018年7月3日火曜日

トランプ大統領がメキシコに保護主義を芽生えさせたか


メキシコに左派で国家再生党のロベスオブラドールが「メキシコ第一主義」を提唱し新大統領に当選した。トランプ大統領の保護主義が自由貿易を蝕んでいるが、この保護主義に対抗しメキシコにも保護主義が芽生えたのか。

更にメキシコ国内の政治不信もあって左派が優勢になった経緯がある。日本はどうか、トランプ大統領の保護主義には反対を唱えているが安倍総理自らの不祥事による政治不信も高まっているが、国民は何故か反対する野党を応援しない。

トランプ大統領は中間選挙を控え有権者向けに保護主義、高関税貿易を推進している。

これに対してメキシコはNAFTAを不均衡と指摘、メキシコからの車輸入に高関税をかけラレルことで対米不満が爆発したのだろう。トランプ大統領と対等な関係を保とうとする。

トランプ大統領と同じく、小規模農家、労働者を保護しようとするがトウモロコシなど農産物分野では米国も痛手を負う。

自動車産業はメキシコの安い賃金で車を生産しアメリカ市場に輸出するために日本の自動車メーカーなどがメキシコに進出しているが先が不透明になってきたという。

株式市場も反応し500円ほど下げた。当分、火種になるか。

カナダはどうか。先のサミットではトランプ大統領に噛みついた。ドイツのメルケル首相も連立政権で大変ならしい。イギリスはEU離脱で難問に挑戦中だ。

そこに目を付けて中国、ロシアが世界の紛争国に主導権を取ろうと入り込んできている。トランプ大統領が保護主義を捨てない限り世界のゴタゴタは収まりそうにない。

でもこのトランク大統領の保護主義はアメリカ式グローバリゼーションを見直すきっかけになる出来事なのだ。

0 件のコメント: