2021年2月23日火曜日

22日、予算委員会で菅vs菅対決:菅元首相「最悪の場合を想定しているか」と

22日の衆院予算委員会をNNHK国会中継で見ていたら民主党政権での菅元総理が立憲民主党から質問に立った。菅元総理は菅現総理に新型コロナ対策で「最悪の場合を考えているか」と問うた。

菅現総理は「専門家のアドバイスを参考に緊急事態宣言を発出した」という。菅元総理は「最悪の状況をどう想定しているか」と再質問した。ちょっと聞き取れなかったのだが変異株、ワクチンが効かないなど様々な場合を想定しているかと質問したのだと思う。

しかも、菅現総理にはシナリオが見えないというのだ。

こういう時は野党党首と差しで話しを聞くことも必要ではないか。党首討論をしないのかと追及した。菅現総理は必要があればするが、今でも与野党協議会(?)などでやっていると答えたようだ。

確かにコロナ禍での難局に直面し党首討論も開かれていない。

菅元総理は枝野・立憲代表は東北地方太平洋沖地震、福島第一原発事故時に官房長官として活躍しいろんな経験を持っているはずだから党首討論をしたらどうかと提案したのだろう。

民主党・菅政権では未曽有の経験をした。当時、菅元総理は野党の自民党・谷垣総裁とも話をしていた。

特に菅元総理は、自民党に副総理格、震災担当相として入閣できないかと提案したことがあるが、当時野党の自民党は「民主党に手を貸すことはない」と拒否したことが当時の新聞に載っていた。

菅元総理はこの難局を政界挙げて対応すべきだと考えたのだが、自民党は了見が狭かったのだ。

政権に就くと、安倍総理は「東北地方の復興なくして成長なし」と機会あるごとに被災地を訪問している。東京オリンピック誘致も復興を世界に見せたいためなのだ。

菅現総理も政界挙げてこの難局に取り組んでいることを示すためにも党首討論を開催すべきだ。

差しでの討論は苦手なことはわかるが国会審議を見ていても野党の提案には一理ある。現政策を維持するだけではなく野党の提案も考慮する必要があるのではないか。



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