2021年2月8日月曜日

何故、共産党はダメなのか:共産党アレルギー?中国、ロシアを考えてしまう?

日本共産党の選挙ポスター 日本共産党HPより
私の住んでいる町の選挙ポスター張のは所にも
張ってある 3日ほどは「オッ」と思ったが
今は風景になったか
でもなかなかセンスのあるポスターではないか

菅政権、自民党そして野党立憲民主、国民民主は一体どうなっているんだ。自民党政権が支持率を落としているのに野党は一向に支持率が上がらない。国民の期待に応えられないのだ。 

そんな中で、共産党はどうだ。こっちも伸びていない。国会審議を見ていると、小池さんはいいところを追及する。予算委員会で理事連中が委員長席に駆け寄るシーンが多い。

「政治とカネ」の問題は尽きない。約400億円の政党助成金に自民党議員だって7割ぐらいが頼っているが、共産党は1円ももらっていない。党の収入を見ても赤旗新聞などでの収入が多いようだ。 

メデイアの世論調査での政党支持率も日本維新の会、社民党より上の2%、比例代表での投票先も国民民主の上の3%といつも立場は変わらないか。 

何故なんだ。共産党アレルギーがあると言われているし、中国やロシアの共産党政権の悪いイメージが付きまとうのか。 

私が学生の頃は共産党に暴力革命の話は尽きなかった。民主党政権時に官房長官をやった仙石さんが共産党のことを「暴力装置」と発言したことがある。同年代はそういうイメージを持っていたのだ。 

しかし、今はそんなことは考えないだろう。 

一時、日本共産党は中国共産党寄りか、ソ連共産党寄りかが問題になったことがある。確かその時は中国ではなく、ソ連寄りと思われたときもあった。その後、東ドイツvs西ドイツでのベルリンの壁の崩壊、ソ連連邦の崩壊、ロシアの国内経済の衰退、一方中国は少しずつ力をつけ覇権主義拡大を目指す。 

日本共産党は独自路線を主張した。 

今、中国、ロシアは人権問題、国土拡張路線で関係国と紛争を起こしている。ロシアでは反体制派のトップが殺害されたり毒物で殺されそうになり、ドイツへ亡命し治療後帰国すると身柄拘束となった。

中国だって人権侵害は続く。いつの間にか姿が見えなくなる事例も多く、香港、台湾の民主化を妨害、香港では一国二制度の国際公約も反故にしている。 

新興国の経済支援と称した一帯一路構想は港湾施設の建設がインド太平洋に拠点を設けての軍港化が進む。南シナ海では島を埋め立てて軍港島にしてしまい海洋交通に主導権を握ろうとしている。 

ロシアも北方4島の無法な占拠をやめ、返還交渉につくように見えたが、憲法改正で国土を分割することが禁止された。永久に返還などしないのだ。 

国連安全保障常任理事国でありながら世界中で紛争の当事国だ。こんな中国、ロシアを認めるわけにはいかない。 

こういった諸問題が共産主義政権への不信感を醸し出していないか。やっぱり暴力革命があたまをよぎるのだ。 

こういったことが共産党アレルギーの要因か。 

しかし、共産党の政策をHPを開いてみると自民党政権に対抗し、他の野党が掲げる政策に近い。 

新型コロナ・ケアーに手厚い政策、社会保障削減政策の中止、拡充、病院の統廃合中止、雇用のルール化など今コロナ禍で問題が明らかになった政策の見直しで格差をただし暮らし家計応援第一など第Ⅰの提案。

地域経済建て直しで中小企業、農林水産業の振興、学費の半減、消費税5%などの提案Ⅱの提案。 

安保、秘密保護法、共謀罪の廃止、集団的自衛権の廃止、森友、加計、桜を見る会、後援会問題の解明、内閣人事局廃止、核兵器禁止条約へ署名、批准、中国覇権主義、人権侵害反対など憲法を守り、立憲民主主義などの回復が第Ⅲの提案、

2050年に温室効果ガスゼロなど地球温暖化問題、パンデミックなど環境破壊、原発再稼動中止、原発ゼロなど地球規模での環境破壊を止め、自然と共存する社会の構築が第Ⅳの提案。 

辺野古基地反対、普天間無条件返還、日米地位協定の改正、「思いやり予算」廃止、武器の爆買い中止など覇権主義の従属、屈従外交の廃止、自主自立の平和外交など第Ⅴの提案。 

などが掲げられている。今自民党政権下での見直し課題が盛りだくさんだ。自民党政権は日米同盟維持が政権の基盤だ。対米外交は対中、対ロ、対EU外交とは意義が違うが政権が変わったとしても直ぐにどうこうできる問題ではない。 

民主党政権時、鳩山元総理はまず、中国を訪問した。自民党政権では何と言ってもアメリカ大統領との会見が第一だった。しかし、今政権が変わってもまず中国を訪問することはないだろう。 

野党は共産党と共闘できるかどうかが課題だ。立憲は共産との共闘を考えているようだが、岡田元外相のグループが反対して別グループになった。 

共産党をと共闘組むのは大変らしい。個々の政策は同じでも最終的は政治理念は違うのだ。 

一時、名称を変えたらどうかという話があった。でも共産党の名称に拘った。理由が何あったか忘れたが、名称を変えることは政治理念も変わることだろう。社会党が分裂、民主党が出来、社民党になったが党勢は衰退の一途だ。中道政党の保守系は自民により、リベラル系は右往左往し最後は消える運命か。 

自民党と共産党は外交からして水と油だ。

共産党が伸びるということは自民党に対しての反対が増えるということだ。そうなると自民党は必死でつぶしにかかるだろう。自民党頼る経済界も動くだろう。 

とりあえずは共産党議員を増やすことだ。 

 

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