2021年2月2日火曜日

松本、大塚、田野瀬、遠山議員の不祥事の教訓:この程度の人間を国会に送った責任は

 

自民党の松本、大塚、田野瀬3議員と公明党の遠山議員の緊急事態宣言下での深夜の銀座高級クラブ飲み歩きに関する不祥事には「あっけに取られる」というよりも「やっぱり」感が強い。この程度の人間を国会に送り出している有権者の責任は大きくないか。 

よく国会議員の不祥事が明るみに出ると年配の地元有権者が「こんな人間を国会に送って恥ずかしい」とコメントしていたことを思い出すが、今回はどうなんだ。

公明党の遠山氏は謝罪するとともに議員辞職した。衆院選も近い、公明党で選挙で活躍する婦人部の「これでは選挙は出来ない」という意向が強く働いたようだ。山口公明党代表の謝罪だけでは納まらなかったのは選挙を控えているためだ。 

一方自民党の3人は二階幹事長の指示で離党した。菅総理、派閥の長、公明党は代表が国民に謝罪するとは大の大人がみっともなくはないか。 

国会議員は全国民の代表で決して地元有権者だけの代表ではない。 

日本全国コロナ禍で外出自粛、時短要請で私権を制限する状況にもなっているにもかかわらず、深夜に銀座の高級クラブで飲み歩き、陳情を受けていたというのだ。国会議員って大変な仕事だと思う国民はいない。おまけに政治資金で飲み食いしていたとは「驚く」よりも「やっぱり」と思う。 

国民が生活に困窮しているとき、国民に寄り添う意識が無いのか。国民は給料が削減されているのに国会議員のお手当ての減額はない。上級国民意識が強いのか。 

国会議員の税金から拠出されているカネの使い方が分からない。官邸には90億円に登る巨額なカネが官房長官の一存で決まるのだ。外遊するときに官房長官に挨拶に行くとカネがもらえることは当たり前になっている。 

政権交代時に官邸の金庫がスッカラカンだったというニュースもあった。総理や要人の会食の費用はどうなっているのかと疑問を投げる記事が出たこともある。 

今回不祥事が明らかになった議員はそれなりに要職についていたことに驚く。 

松本氏は自民党の国会対策委員長代理、大塚氏は議院運営委員会理事、田野瀬氏は文科副大臣ではないか。 

元衆院議員のコメントが厳しい。国会対策委員か議事運営委員かは忘れたが国会議員を律するべき風紀委員の役割を持っていて初当選のころはあれやこれやの指導を受けていたが、そういう人たちが不祥事を起こしたことは国会議員の風紀が乱れきっているのだという。 

自民党も甘い。離党すれば自民党には関係ないことになるのか。そうはいかないぞ。 あちこちの地方選で自民が大敗しているらしい。支持率を落とす菅総理も危機感があるのか。 

新型コロナ禍で緊急事態のときに衆院選があるかどうか、任期の延長という緊急事態対応が憲法改正で追加されようとしていたが、まだその規定はない。 

だが、今こそ政権交替のチャンスだが、野党第一党の立憲民主の政党支持率が5~6%では枝野さんがいくらがんばっても無理だ。野党の政策というよりもリーダーの顔が問題ではないのか。 

自民党にも言える。菅総理が選挙の顔とはいえないという。街に張ってある都議選用の選挙ポスターをみると自民党議員は菅さんではなく河野さんが写っている。 

来るべき自民党総裁選に岸田さんが出るという。石破さんは政権批判を抑えているようだ。海外では「菅短命政権」の評価が高い。コロナ対策の担当者がテレビに出る機会が多くなれば名前が売れると、河野さん、西村さん、田村さんについで女性初として野田さんも出てくるか。

 

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