2021年11月15日月曜日

こんな自民党でも何故強い:付和雷同型の政治の世界か

選挙になると「何だかんだ」と言われても自民党が強い。政党支持率でも常に35%程度で野党を圧倒している。こんな自民党が何故強いのか、たびたび考えるが、 それらしき理由がわかってきた。

人間が生活するためには物事を判断するときに2つのパターンがあるらしい。多かれ少なかれ付和雷同の習性が根強く巣くっているというのだ(「銀河の片隅で科学夜話」全卓樹著 朝日出版2020.2)。

それによると、数理物理学的社会学の大家であるダンカン・ワッツ博士の研究が紹介されている。

音楽の分野で人気曲を選ぶ実験をした結果だが、第1グループは「自分の耳と感性で評価する」グループとその他のグループでは「他人の意見を見ながら評価をつもっていく」グループとがあるという。

第1グループではこれと言った人気曲は見つからず平均的な評価になったが、その他のグループでは突出した人気曲が見つかったという。

芸術や芸能に限らず、政治の世界でも2分されているのではないか。

自民党支持者は35%前後だが、多くの人が他人の意見も参考にしながら付和雷同型の支持をしているのではないか。一方、野党である国民民主、共産、社民は政党支持率は0~3%、本当に政党の政策、今後の政治をかんがえて投票していることにならないか。立憲民主はどうか。第1グループか。

他人の意見も参考にしながら決める習性で決めることは効率的であり、かつ組織防衛上必要な尾かもしれない(同上)。

ポピュリズムも付和雷同型の政治か。民主党が政権を奪取した時は「政権交代してみませんか」が付和雷同の背景にあったのだが短命政権に終わったことは国民が判断を間違ったことになるのか。

アメリカやイギリスの政治を見ていても付和雷同で混迷しているのが現状か。



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