2021年11月8日月曜日

難しい立憲民主の新代表選び(1):失敗すれば分裂、解党の危機か

 

総選挙の敗北を受け、立憲民主の枝野さんが代表辞退したために、新たな代表選びに注目されるようになった。11月10日召集の特別国会閉会後、12月の臨時国会前に代表選びを終わりたいという。 

自民党は選挙区をしっかり守った議員が多くある程度の議席は確保できる強みがあるが野党、立憲民主は地元に票を持った議員もいるが労組の票を当てにし、さらに政党を渡り歩く議員が多く新聞に党内グループを見てもすぐには理解できない。

私のような年配者になるとある程度分かるのは、「国のかたち研究会」(16人、代表者菅元首相)、「小沢グループ」(10人、小沢さん)、「花斉会」(10にん、野田元首相)、「小勝会」(10~15人、岡田元外相)、「凌雲会」(10人、前原元民主党代表)、「一丸の会」(40人、馬淵元国交相)ぐらいで、赤松さんの系統の「サンクチュアリ」(26人近藤さん)、「新政権研究会」(20人、泉さん)、」(11人、重徳さん)に至っては全く分からない。 

しかし、世代交代も含めて候補に挙がっているのは意欲を示しているはサンクチュアリの小川さんは「希望の党」から無所属を経験、新政策研究会の泉さんは旧国民民主出身、先に枝野さんと代表選を争ったことがあるそうで、直諫の会の若手からも支持を得ているという。 

世代交代、新鮮さを出すにはこのあたりからか。 

立憲民主も民主党時代に政権につき多くの閣僚を出した。枝野さんもその一人だが、どうも民主党政権時の「悪いイメージ」を引きずっているようだ。だからその辺の人は出ないだろう。 

それにしても「渡り鳥」議員が多すぎないか。当然に政党を代わることに何ら抵抗はない。あちらこちらで活躍の場があればどこにでもいくのか。

枝野さんが失敗したことを反対をやればいいというのか。枝野さんは創業者としてのプライドが強くなんでも自分の考えでやっていたことが批判を生んだ。 

そして民主党政権時官房長官だったがその時の失敗がイメージダウンにつながっている。 

注目された共産党との共闘も失敗とも言われているが検証が不足している。共闘しなかったら共倒れの危険もあった。しかし、連合など支持組織の都合もあり混乱する原因になった。労組を頼っている宿命だ。 

そして国民民主との溝がある。基本政策で一致しない原因もあるが、世論調査での政党支持率は1%だ。維持を這ってばかりでは先細りか。 

菅元総理が「難しい選択、相当考えねば」とコメントしていた通りだろう。失敗すれば分れる、解党だ。 

そこまで行くのであれば解党し新しい政党で出直すことも考えるべきではないか。枝野カラーを払しょくすることができる。

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