2021年11月5日金曜日

 井原市美星町、「星空保護区」認証へ:我々の住んでいる「天の川」を見ようではないか

 

NHKNEWSWEB 2021.11.3

町あげての美しい星空を守る運動が認められて故郷の井原市に位置する美星町が「星空保護区」に国際認証制度として認められたことをNHKニュースで知った。日本では西表石垣国立公園、伊豆・神津島に次ぐ3番目らしい。町は街灯にも明かりが広がらないように工夫したという。

天文台には興味があり、岡山県では浅口市の竹林山山頂にある国立天文台ハワイ観測所岡山分室(以前は国立天文台岡山物理観測所と呼ばれていたはず?)と今回保護区に認証された井原市美星町に井原美星天文台がある。

どちらも若いときに家族で見学したことがある。美星天文台は誰でも研究に使用できるらしい。別に確か宇宙をさまようデブリ(?)の監視システムもあったはずだ。こんなところに作ったのだから余程天体観測には適しているいのだろう。

天文台と言えば素人は夜空の観測だ。群馬県に住むようになって「ぐんま天文台」を数回見学し、一度「夜空の鑑賞会」があったので応募したことがある。

その時は数日前から天候が悪く雲に覆われていた。しかし昨日は運よく晴れ間が見えたということだったが、残念なことに見れなかったが、研究員の説明を聞くことができた。

ここしばらく、天の川を見ていなかったので、ドンドン遠ざかっているのかと思っていたが、「街に明かり」で見えずらくなっているという。山奥の開けたところでないと見えない。

赤外線で見た「天の川」 
「宇宙へようこそ」 ニール・ドグラース・タイソンら
青土社 2018.2
中央がジャガイモ型星の分布「バルジ」という
両側に渦状腕が伸び 今も星を形成
中央から少し左に太陽 さらに左に地球がある 中央付近にブラックフォールも
 

「天の川」は光の帯(?)として夜空をアーチのように横切っているのが見えるが、本当は天球をぐるりと一周している「銀河赤道」で、星がたくさん集まった円盤状で直径4万光年のレンズ型と言う。天空を一周するように広がっているのだ。

「天の川」は3000億個の恒星からなっているらしい。中心にジャガイモ型の星の分布があり「バルジ」というらしい。中心から両側に渦状腕が伸び今でも星が形成されているらしい。

太陽は中心から少し離れたところに存在し、更に離れたところに我々の地球がある。中心付近には巨大なブラックホールもあることがわかっている。

天の川は「渦状銀河」と言われ風車のような構造になっている。最近銀河の構造が三次元で見ることができるようになり、私たちはこの円盤の中にいるのだ。

ただ、見え方が北半球と南半球では違って見える。北半球からでは中心から逆方向の部部bbが見えるが南半球からでは中心方向に見えるらしい。

太陽は秒速220km「の速さで円形軌道をうごいており、2億5000万年に一周するらしい。だから今までに18回転しているという。

そんな「天の川」も40億円後には「アドロメダ星雲」と引力で引き寄せられ合体するという。その様子がいろんな本で紹介されている。

私達が見る天空の「天の川」も「天の川銀河」の端の方を見ているのだとした、南半球に言って中心部を見てみたいものだ。

なんとなく暗い夜空に見られる天の川もこういう状況だと知ると感慨深くないか。故郷に帰る機会があったら、もう一度美星に行ってみたい。夜の晴れた日に。





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