2021年11月14日日曜日

COP26の成果?:文書にもこだわる気候変動問題の難しさを露わに

 もう終わっていたのかと思っていた英国グラスゴーでのCOP26がいまだ成果文書で調整という。議長国英国がメンツにかけても「1.5度抑制目標」を維持し、さらに一歩でも前進させたい意向が強いのだ。

合意文書の議長案が何回か出直しされ、それに基づき各国が国内事情も勘案し協議するのだろう。各国事情も産業構造、エネルギー政策がまちまちで調整など不可能だ。

特に今回は石炭火力の段階的廃止が議長から提案されたがインドなどの反対で削減にトーンダウンしたらしい。日本だって石炭火力は主要なエネルギーだ。廃止ではなく排ガス処理の技術開発で温存するらしい。

そうはいっても日本も気候変動問題での取り組みは世界に説明する必要がある。岸田総理は衆院選の結果を踏まえ、人事も控えている中で会議に出席、支援金の不足に対して積み上げ策を提案、2030年、2050年までの削減策を説明したようだ。

しかし、COpの会議も回数を重ねるごとに目標が厳しくなり、無理を覚悟でも提案を飲む結果になっていないか。

素人がみても何か限界に近づいている気がする。

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