2022年12月6日火曜日

資源、核大国が背景か:プーチンは何故ここまで踏ん張らせるのか

 ロシアの石油輸出がプーチンの戦費をまかなっていると見て、EU,G7はロシア産石油に1バーレル=60ドルの上限価格を設定し追加制裁の議論に入ったが各国に事情がありなかなか進まない。 

ロシアは世界の需要の10%、税収は45%と言う。以前新聞でロシアの予算編成は1バーレル=50~60ドルと言う記事を見たことがあるがロシアの採算ラインは40ドルと言う。 

バイデン大統領は当初、産油国に増産を要求し石油価格を下げようとしたが、景気後退を考えると産油国は渋った。産油量を下げれば価格は高騰、ロシアに利するか。 

このようにいろんな駆け引きに使える石油、天然ガスと核大国がプーチンが踏ん張れる理由なのか。

メデイアの報道によると、1日、バイデン大統領が「話し合いの用意がある」

と言うが、4日のブリンケン国務長官は「プーチンは外交に関心がない限りどうしようもない」とさじを投げた感じだ。 

ウクライナ戦況はロシアに不利か。撤退に次ぐ撤退で新聞報道によるといままで占領していたドニプロ川東岸にウクライナ軍が迫っているらしい。ここを拠点にするとウクライナ軍の反撃が強まるという。 

プーチン自身の国内はどうか。息子を戦場に送っている母親たちがプーチンを前に「戦争反対」を訴えるシーンが流れたが、やらせらしい。戦闘員不足でまた徴兵をするという。酷いのはアフリカから囚人などを雇い入れるらしい。 

ミサイルも旧式なもので弾薬も不足している。北朝鮮から供与を依頼したというから相当困っているのだ。 

プーチン自身も体調が悪いなどと報道されていたが真意のほどはわからない。正しい判断ができない状態と言うが本当か。 

G20.,G7から嫌われ、同盟国でも距離を置かれるようになった。戦争停止を訴えられている。同盟国でもウクライナ侵攻の悪影響が出てきているのだ。孤立化が進む中でウクライナ後の世界でのロシアの立ち位置をどう考えているのか。身内の有力者も不審死が続く。ITなど優秀な技術者が海外に脱出した。海外の企業もロシア離れだ。万一停戦したところですぐに天然ガス、石油の取引が始まるか。 

海外で凍結された財産の処理、ウクライナ復興資金110兆円の資金にするか。問題もありそうだ。 

ロシアは国内問題としてプーチンの信認を問うべきだ。

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