2019年3月11日月曜日

今日の新聞を読んで(223):東京五輪聖火リレーに「瞬間移動」導入、量子テレポーテーションか


岩手県や小笠原諸島で聖火リレーに時間がかかる地域で聖火の「瞬間移動」が検討されているという。近代オリンピックも量子テレポーテーションを利用するのか。

新聞報道によると東京オリンピック聖火リレーで「聖火の瞬間移動」が検討されているという。震災を受けた岩手県内を3日間でめぐるのは難しいために直接火を移さず、消した瞬間に別の場所で同時に再点火する方式を導入するという。聖火リレーは一筆リレーが原則だが被災地では時間がかかる。

震災遺構地を走った後、別の自治体の中心部の聖火に火をつける瞬間移動なのだ。東京も小笠原諸島で検討しているという。

量子力学では遠く離れた場所と情報を共有できる。だからSFのようなことが考えられている。「原子でできるのだから人間や物でできないわけはない」と。形のある物体をパッと消して別の場所に移動させる装置はできないかというのだ。

ケーブルを使った情報であれば100kmできる。ケーブル、電波を使わない量子テレポーテーション、これを人間のような有機生物の中身を転送する瞬間移動の可能性をパデュー大学が実験したそうだ(ネットで検索)。

tocana.jp(2016.1.25)では「人間の転送装置が実現できる日が来る」という。

アインシュタイン博士はこういう現象を「幽霊による遠隔作用」と批判した。時間をどうやって共有するのか。光速を超えることはできないというか。

しかしそんな量子テレポーテーションは難しく理解に苦しむが、「聖火の瞬間移動」と言うから気になった。

(参考)2つの量子の間で一旦相互作用が生じると、「相関を持つ」と言われ、どんなに離れていても相関性は完全に保たれる。一方の量子の物理状態だけを実際に測定し、その値が確定するとその瞬間にもう一方の物理状態が測定することなく自動的に決定してしまう。2つの量子の間の相関性は「量子のもつれ」と呼ばれる)「宇宙は「もつれ」でできている」(ルイーダ・ギルダー著 講談社2016.10)。

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