統一地方選が始まった。野党は政権交代の足場作りというが与野党対決は北海道だけで、大阪都構想で再び信を問う大義名分なきW選、そして安倍長期政権に暗雲をもたらす保守分裂の福岡、福井、島根、徳島各県知事選に注目か。
北海道の鈴木vs石川に道民はどう判断を下すか。鈴木さんは東京都から夕張市に応援に入ってそのまま夕張市長になった特異な人材だ。財政難、人口減で行政はどこも苦しんでいるが夕張市長として財政赤字、人口減、観光立地の失敗の処理、地場産業の推進を経験した貴重な人材だ。
石原都政治時代、そして菅官房長官とは大学の同窓の関係もあって中央と太いパイプがあることを訴えている。新聞報道では今のところリードしているらしい。
一方の石川さんは小沢さんの秘書から衆議院議員になったが政治資金規正法違反で辞職したはずだ。それでも地元では人気があるらしい。バックに小沢さんがついているのかキャッチフレーズは「北海道独立」(?)とか言って中央に頼るより北海道独自の生き方を目指そうとしている。期待できるのではないか。衆議員時代は経費削減で議員会館は選ばずカプセルホテルで金帰月来を実行していると新聞で報道されたこともあった(確かかどうかは?)。
大阪W選では前市長吉村さんが知事に立候補、逆に松井前知事が大阪市長に立候補し「大阪都構想」の信を再び問うことになった。 大義名分のない選挙に府民はどう判断するか。今の行政では確かに無駄が多い。しかし4つの特別区を作ると施設、議員増などで更なる無駄が出てくるのではないか。今の議員にしてみても自分の生存がかかっている。
しかし、安倍官邸は困りきっているだろう。憲法改正に維新の会は賛成している。安倍官邸寄りの存在なのだが、自民府連は逆で維新の会とは地方選で対決が続いている。仕方なく自民の候補者には会っただろうが腹の中は違っている。
保守分裂になった福岡、福井、島根、徳島県知事選は安倍長期政権にとっても暗雲だ。麻生さん、二階さん、岸田さんは安倍政権の中枢にいるが権力闘争の始まりだ。安倍4選など冗談だろう。
野党は今回の統一地方選を政権交代の足がかりにしようとしているが地方選はそれぞれ地方の特異性が会って与野党対決は無理だろう。
本番は後半になる。安倍自民はアベノミクスの成果を強調し効果を地方に波及させようとしているがどうか。できればすでにできているはずだ。
「安倍政権への鉄槌を」と思うが、どうなるか。
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