2019年3月18日月曜日

今日の新聞を読んで(227):石破さんに総理の芽を出させるには

安倍総理4選のアドバルーンも上がっているが専門家は「4選なし」と言う見方だ。ポスト安倍の一番手は石破さんだろうが、石破さんが本当に総裁、総理になれるのか。安倍長期政権に「飽き」を感じれば当然に気になるのだ。

朝日新聞(2019.3.18)では、若年、都市部で安倍さんの支持が高いと言うし、読売新聞(2019.3.18)では「次の自民党総裁にふさわしい人」として調査結果、安倍さんが自民党で25%、一般有権者で14%、石破さんはそれぞれ21%、13%だった。1~4%の違いがどんなものか判らないが拮抗していないか。何かことがあれば安倍政権は否定される環境にある。

安倍さんと石破さんの違いがどこにあるか。保守色の強い安倍さんに対して保守リベラル色の石破さんだ。政策に違いもさることながら政治手法にあるのだろう。

石破さんはゆっくりわかりやすく解説するように話すが、見方によっては上から目線と誤解される。相手を敵に回さないようにするために迫力にかける嫌いもある。

一方の安倍さんは単刀直入に感情丸出しで相手方を攻撃することもできる。こういう政治姿勢が若者層、都市部でリーダーシップがあるとみられているのではないか。

石破さんは政策の違いをどう出すかに苦労するのではないか。経済成長、物価目標2%、緩和縮小スケジュール、消費税10%、少子高齢化での社会保障制度維持、デフレ、原発再稼働、そして憲法改正など多義にわたりどう差を出して行くかだ。

気を付けなければならないのは、新しい政策を出せば安倍サイドが抱きついてくるので同じ政策になってしまうことだ。地方創生は最も得意とする分野だろうが安倍サイドも妙に力を入れてくる。地方の支持を上げたいためだが、ニンジンをぶら下げるには政権についている方が断然有利なのだ。

頑張れ! 石破さん。一強独裁政治は民主政治を破壊させる危険があるし、すでに出てきているのだ。


0 件のコメント: