2022年5月26日木曜日

都心南部直下地震の10年ぶりの被害見直し:死者9000人から6000人へ、本当か、でも新たな問題も

日本経済新聞(2022.5.26)電子版
都心南部直下地震の震源地が表示され
大田区と品川区の境らしい

首都直下地震、M7クラスの今後30年の発生確率70%と言われ、いつ起きても不思議ではないがまだ起きない。しかし突然の揺れに震源はどこかと思ったら千葉県北西部地震、千葉市直下の地震でだった。常に首都圏直下地震との関連が気にかかる。

今回の見直しは都心南部直下地震だ。以前は荒川河口の東京湾北部地震が首だったが、今回は発生確率が低いとして対象から外された。でも防災訓練では予想震源に利用されている。

朝日新聞2022.5.26
東京近辺で発生する地震のタイプ

首都圏の地価は複雑だ。3つのプレート入り組み巨大地震のプレート境界型、プレート内部型と別れているが、都心南部直下地震はフィリピン海プレート内部地震だ。問題は歪の蓄積だ路yが、そうなると過去の地震発生との周期の問題が重要になるか。

発生確率70%とはいつ起きても不思議ではない。兵庫県南部地震の発生確率はたしか8%だったか。あまり注目されていなかったと記憶している。

日本経済新聞(2022.5.26)の電子版で都心南部直下地震の震源地がわかった(上掲)。私の住んでいる大田区と品川区の境だ。大森あたりか、近い。以前、大田区から品川区を通り都心に向かう断層(?)での地震が都心で一番被害が大きいと評価され注目されるようになった。

この10年間で被害が見直され死者数は9000人台から6000人台(6148人)に減少するという。大きな要因は木蜜住宅地域が減少したためというが、一方でタワーマンションの増加で別の社会問題が出ている。

今回の特徴は、時系列での「災害シナリオ」だ。直下地震発生後から予想される出来事が明示され各自が対策を取りやすくなるか。コンビニでの食料品不足、ユーテイリテイ―の障害、特に水、トイレの復旧は遅れるという。復旧が遅れtれ場避難所の被災者が集まるようになり、パンクする。

災害時は第一に近くの小学校が避難所になるが、けが、病気のない人は多摩川河川敷に避難するようになるが、河川敷が避難所になるのか。一度確認に多摩川河川敷に行ったが、避難所として表示されているが、地域の自治体ごとに集合といってもどこなのかわからない。混乱するだろう。

救援活動だってうまくいかないだろう。よく兵庫県南部地震を参考にされるが、あの地震は活断層帯に沿っての被害だった。救援活動も容易だっただろうが、首都直下地震ではそう容易にはいかない。

在宅避難の工夫が必要か。

処で私も東京に移り住んで13年だ。町がどう変わったか。

以前は大きな庭に古い建物が立っていたが、今は宅地開発で20m2の小さな住居が林立、木蜜状態だ。火災でも起きればすぐ延焼する。

大木は桜の木が区の保護樹木として登録されているが、老木が目立ち倒壊すれば道路をふさぎ避難の障害になる。

地域の防災訓練に参加したことがある。家を離れるとき、大丈夫だったら玄関取っ手に「タオルをかけ」、大丈夫だと訪問した人に知らせる運動があったが、徹底されていない。マンションでも掲示板とマジックを配布し玄関に表示する対策を立てたが、そんなものどこかに行ってしまった。「タオル掛け」が一番いいのだ。

マンションでは個人情報保護とか言って管理会社が情報を隠す。だから誰がどこに住んでいるのか全く分からない。しかし大きなマンションでは顔見知りを作る方向にある。

また、マンションへの入退室も自動化が進む。キーをかざせば部屋との通信もできるが、停電になったらすべてOFF状態になる。携帯も混雑して使いにくくなっていたらどうやって部屋に入るのか。出かけるときは必ずキーを持ちいざというときは非常階段を使うことを考えているのか。他人事ながら心配になる。

災害時の非常用持ち出しリュックの中身を確認したが、食料、飲料水などが賞味期限が過ぎていた。そういえば定期的に交換が必要だったのだ。

まだまだやることがある。

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2014.1.5掲載

都心南部地震の断層は実在するのか、推定か yamotojapan.blogspot.com/2014/01/blog-post_5.html



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