5.9勝利宣言を目指し過激化するマウリポリ、製鉄所へのミサイル攻撃、制圧も思い通りに進まないロシア軍の進軍、「次の侵攻」も予測される現在のウクライナ侵攻の戦況下で、「戦争犯罪人」プーチンに立ち向かう民主主義国家のリーダーは誰なのか。
バイデン大統領は中間選挙で民主党ピンチ、トランプの再登場に押されている。インフレも8%と高く、FRBは利上げ0.75~1%を目指す。支持率も下落だ。
国民の民意からウクライナ侵攻では直接的な参戦はせず、経済制裁、情報提供、兵器提供、戦費の支援で様子見だ。
核使用を臭わすプーチンに対して米国が先頭に立つことは世界大戦の危険があると及び腰だ。
「民主主義VS専制主義」と言いながらウクライナが代理戦争をやっている。
一方、英・ジョンソン首相は突如キーウを訪れゼレンスキー大統領と会談、意表つく行動はさすがと思う。兵器の供与、支援もEUは離脱したがNATO加盟国として援助を惜しまない。
しかし、国内ではコロナでロックダウン中に数回にわたるパーテイー開催で国民の批判を買い、不信任案を出されそうで人気は下落する。地方選では与党保守党が敗北、政権基盤が脆弱になった。
バイデン、ジョンソンと言う民主主義国のリーダーが国内で任期を落としては外交にも影響する。プーチンはそのことも計算済みで戦争をやっているのか。
マクロンフランス大統領はどうか。再選されプーチンと早速電話会談したようだが、成果はなく、逆にプロパガンダに利用されたか。プーチンに間違ったメッセージを送る危険がありプーチンとの会談は止めろといわれている。
ショルツ・ドイツ首相は制裁に慎重だったが天然ガスの55%をロシアに依存しているというから国内経済への影響を考えたのだろう。でも層入っていられない。輸入を減らしていくというし、兵器の供与にも踏み切った。
中国が西側のリーダーになることはないが、ロシアとは兄弟分、プーチンを突き放すことは出来ない。どの程度寄り添うかで外交上影響が出てくる。
国連の機能が発揮できないというが、安保理常任理事国のロシアが紛争の当事国では拒否権もあり調整、仲介が難しい。遅ればせながらグテレス事務総長がプーチンと会談し人道回路の話をつけた。しかしロシア側の攻撃もあり中途半端に終わった。
余り期待はできないが、拒否権を使われても総会で停戦、ロシア撤退など決議することにより世界各国の考えをプーチンに突きつける効果は大きい。
ロシアも少しは変わってきているのか。不利なニュースは少ない。プーチンの支持率も驚くほど高いが、いろんな事情が影響しているようだ。
最近のニュースで豪華ヨットが差し押さえられたというし、実業家の自殺が続いている。プーチン戦争後の粛清を心配してのことか。プーチンを拘束し政権打倒の道があるのか。
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