2022年5月12日木曜日

事故が起きるまでは安全なのか:品質、安全管理を無視しなければ儲からないのか

事故が起きるまでは安全なのか。品質管理、安全管理をないがしろにした事故が多すぎないか。 ないがしろにしなければ企業は儲けが出ないのか。不祥事が見つかると社長が出てきて謝罪する。何秒頭を下げたかがニュースになる。

記者会見では、「以前からやっていた」「会社のTOPは知らなかった」と企業ぐるみの犯罪ではなく、担当者と直属の上司が責任を問われる。

見ていても同じような事故、不祥事が絶えない。

〇品質規格に合わない製品を出荷する。ユーザーからのクレームで明らかになったり、内部告発の例もある。

納期の点で間に合わない場合もあるだろうが、多くは客先との契約に反して品質規格の低い製品を納めていた。事故が起こらなければよかったのであれば何故、適正な規格を決めていなかったのか。見直しが必要ではないか。

〇製造工程が正式なものと違う。製造工程が厳しいので簡略化したのか。それにしても水虫の薬に睡眠剤が混入するなんて考えられない。競争の激しいジェネリック医薬品で事例が多いか。

〇車のリコール、事故が発生したためにメーカーがリコールを決断する。多くは部品の問題で、設計者の当初の条件が甘かったことになるか。これもコストとの考え方だ。

〇事業上安全管理がずさんだった例が多い。運送業者の運転手の飲酒運転、今回の知床の遊覧船事故は会社の安全管理、国の検査のずさんさが明らかになった。

知床の事故が起きなければずさんな安全管理のままで事業を続けていた可能性があることを考えるとぞっとしないか。

兎に角、事故が起きると「同業他社は自分のところはどうか」、きちんと見直しすべきである。

0 件のコメント: