これだけロシアのウクライナ侵攻で散々たる惨状を目にすると専制強権主義国ロシア、中国の脅威は増すばかりだ。朝日新聞(2022.5.3)の「本社世論調査」を見るとそのことがはっきりする。
それによると「中国の海洋進出、北の核・ミサイル開発にどの程度の不安を感じるか」の設問に大いに感じる60%,ある程度感じる36%でほとんどの国民が不安を感じている。
ウクライナ侵攻で「日本と日本周辺にある国との間で戦争が起こるかもしれない不安を以前より感じるか」の設問にも感じるようになったが80%だ。
中国に対しては90%の国民が脅威を感じ、ロシアに対しては92%だ。ロシアのウクライナ侵攻以降、中露による日本周辺での合同軍事行動が増え、領空侵犯も激しくなっている。北方4島ではロシアがミサイル基地など軍備の増強をやっている。
日本は日米同盟でアメリカの庇護の下にある安全保障をベースに自民党政権の支持基盤になっているが、米政権の「日本を守る」意識には疑問も出ている。日本政府の要望にやっと「尖閣は施政圏内」とコメントする。
沖縄の米軍駐留は日本を守るためではなく、米国の対中国、対北そして中東問題に対応する外交戦略を担っているのだ。
日本が心配しているのは中国の尖閣占有だ。艦船で押し寄せ上陸を企てる。日本はどう対応するのか。
やられっぱなしで遠巻きに巡視船が監視し退去を要求するだけか。駐日大使を呼び出し遺憾の意を表明か。中国は「わが国の国土」と主張か、米国は住民もいない島なのでコメントを発してみているだけ。
北方4島は「日本固有の国土」であるはロシアが不法に占拠している状況だ。これ以上のことは出来ないが、最近、けん制だろうが妙なことを言いだした。
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