2022年5月8日日曜日

今日の新聞を読んで(541):見直される米「核の傘」、同盟国への抑止力効果?

 

ウクライナ侵攻で戦争犯罪人・プーチンはロシアを「核保有国の一つ」と言い、戦況がパッとしないと「核兵器使用の可能性」を臭わせアメリカなどをけん制する。

そうなると世界大戦の恐れもあるのでウクライナでの直接参戦には及び腰だ。プーチンはそれを見越してわがままのし放題でウクライナの惨状は目も当てられない惨状だ。 

プーチンもバイデンも「自分の方が勝つと信じている」から厄介だ。でも戦況はロシアに不利か。だから核兵器が話題になる。 

新聞報道によると米とロシアの核兵器の所有状況は、米国は「威力の大きい戦略核」3570発、小型で「使いやすい」核は230発、一方ロシアは1900発以上といわれウクライナで使用の可能性がある。米国はこのギャップを核巡航ミサイル開発で埋めようとしているが何しろ法外なカネがかかるらしい。 

オバマ元大統領は「核なき世界」を目指しノーベル平和賞受賞したが、トランプ大統領になり理想を放棄し核巡航ミサイル開発を決定したが、バイデン大統領になり開発を中止した経緯があるが、国内で反対の声が上がっているという。

「小型で使いやすい核兵器」とはどういうものなのか? ロシアや中国の核脅威が強まっているのだ。

日本は核3原則がありもてない。有事に際して「核共有」が議論になっている。日米同盟で第3国をけん制できるのか。ウクライナはNATOに加盟していなかったことがロシアの侵攻を許したのか。加盟していれば米国も参戦したのか。

「他国の安全保障のために米国軍人が犠牲になること」を米国民はどう考えているのか。政権に大きく影響する。 

教師をやっている娘が「憲法を議論するとき」に生徒が「日本を誰が守ってくれるのか」と必ず質問してくるというのだ。ウクライナはロシアの侵攻に対して「民主主義、国民、国」を守る種に侵略者と戦っている。 

「憲法改正と緊急事態条項で国を守れ」とメディアは声を大にする。岸田政権も「不備な点があれば見直す」と一歩踏み込んだ発言をしている。 

プーチンのウクライナ侵攻は日本も他人事ではないのだ。 

 

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