2022年5月28日土曜日

共産党こそ、まともな政党:野党連合政権樹立に期待できないか

自民党岸田政権も安定してきた。世論調査でも「これに代わる政権が見当たらない」という。しかし長い間の自民党政権、特に安倍政権での悪事は見逃せない。体調不良で政権を放り出しながら、自民党最大派閥の長になり、いまだ権勢をふるおうとしている。

日本の政治を正していくには自民党政権に対抗できる野党連立政権が必要で、そのためには共産党の加入が必要だ。

今の政界を見ると共産党アレルギーがみられる。国民民主、連合は共産党との共闘を嫌う。 立憲、社民は共闘支持だ。維新の会は野党ではない。

そんな中で朝日新聞2022.5.28の共産党・志位委員長とのインタビュー記事が目に付いた。政権に加われば「自衛隊合憲の立場とる」というのだ。

思い出せば、社会党村山委員長の時、連合政権に加わり、「自衛隊合憲」に打って出た。非自民党政権自立に成功した。しかしその後は統制が振るわず社民党となり数人の議員を抱えるまでになった。

一つのポイントは憲法9条と自衛隊の存在だ。野党である以上は自衛隊は憲法違反だ。

しかし、志位委員長は、違憲の立場bに変わりはないが、民主的政権に加われば「合憲の立場」をとるというのだ。国民の合意なくして自衛隊合憲から違憲に法解釈することはないというのだ。

国民は共産党を嫌っている傾向だが、決して恐ろしい政党ではない。民主党政権時仙石官房長菅が「暴力装置」と表現したことはあるが、昔の話だ。

気になって朝日新聞2022.5.16の「改憲「必要」の世論」を読み返してみた。

自衛隊の憲法違反の考えは減少し、9条改正の考えが増えている。もちろん、ロシアのウクライナ侵攻、中国の尖閣諸島領海侵犯、ロシアの北方4島軍事化、北朝鮮のミサイル発射、核開発など日本を取り巻く安全保障は重大な環境に代わってきた。

北見記者は、9条、自衛隊いずれも「現状維持」を望んでいるのが世論だという。

共産党の考えは現実的な考えではないか。恐れる政党ではない。


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