2022年、ピュ―リツアー賞「特別賞」にウクライナジャーナリスト12人が受賞したという。ロシア軍のウクライナ侵攻での言語道断の無差別攻撃、殺人行為は目を覆う状況だが、これらの情報はウクライナで活動するジャーナリストの報道に負うところが大きい。
ロシアのミサイル砲撃を受けた後の現場から状況を報道する姿に敬意を表する。何時攻撃されても不思議ではない環境なのだ。
以前は、紛争地の報道は命をかけたフリー・ジャーナリストに頼っていた。大メデイアは危険のために記者の派遣を控えていた。「私たちが伝えなければ」という使命があった。しかし日本のジャーナリストも現地で殺害される事件も起きた。身分保障のない人間がやることかと言うことになった。
しかし、今回は事情が違う。大メデイアの記者が現地に入っているし、市民がスマホで映像を取りSNSで世界に拡散することが出来る。誰でも記者になれるのだ。ただ大メデイアの記者は政府の要人にインタビューできるのでさらに詳しい情報を得ることが出来るが、要人も積極的に自らのツイッターで発進している。
さらに、米英の国防省、調査機関が戦況を分析し世界に公表している。報道官も詳細をコメントする。
一方、プーチンはロシア国内でのメデイア規制を強化、SNS遮断、ロシア軍に不利な記事は罰則を受ける。国営テレビ局を除いては廃業が目立つ。海外に出て発信するというのだ。
情報を制限されているのでプーチンに不利な情報は流れない。だから国民はプーチンの戦争を正当化する。しかし、面白いことをいう人が出てきた。「9割は侵攻反対だが1割のバカがいる」と。1割のバカがプーチンを支えているのか。
ところが面白い情報がテレビの情報番組で流れた。「SVR将軍」と名乗る人物がテレグラムで政権内の情報を公開しているのだ。戦況、ガン疑惑、手術が必要となると後継者、そして「2ヶ月でロシアは負ける」と。すべてが英、米のメデイアが記事として発信した。信憑性が高いのだ。
これらの情報からロシアが発信する情報は間違っていることが分かる。プーチンのウソは後2ヶ月しか持たないか。
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