2022年8月30日火曜日

感情に走った岸田総理の「国葬」:丁寧な説明ができない訳は安倍元総理の評価?

安倍元首相の銃撃事件で感情に走り(?)早々と決めた岸田総理の「国葬」構想も、賛否が分かれ旧統一教会の自民党内の汚染が広がるにつれて益々意義の説明がしにくくなった。8年という長期政権、外交で日本の存在感を強めた功績は大きいことは確かだが、 内政を見ると民主政治の根幹を揺るがす事態を引き起こした。

当初は、弱小派閥のために長期政権を目指すには最大派閥の安倍派を抱き込む必要があった。そのためにいち早く「国葬」を言い出したのだろう。

しかし、「国葬」の基準も定かでなく、国会審議を経ずに予備費から2.5億円を拠出することが決まったが、誰もそれだけで終わるとは思っていない。

時間が経つにしたがって、異論が続出、「様々な機会に丁寧な説明」と言っていた岸田総理だが、国会を開いての審議あるいは閉会中審議を野党が要求するも自民党は応じる気配がない。二階さんに至っては「国葬にしなければ馬鹿だ」という。

岸田総理の狙った弔問外交も、出席する各国首脳は誰なのか。

今、出席が確かなのはカナダだという。バイデン大統領はだめ、フランスのマクロン大統領も最近は欠席という。オバマさん、メルケルさんはどうなのか。あれほど首脳会談を積み上げたプーチンさんも「出席の予定はない」というし、異常なまでの親交を築いたトランプさんも招待はされていないようだ。

弔問外交で何がテーマになるかというと、当然にロシアのウクライナ侵攻の出口戦略だろう。プーチンさんや、バイデンさんが出席しなければ何にもならない。

外交下手(?)の岸田総理では弔問外交やっても成果は出ないだろう。「説明」が遅れれば、遅れるほど国民の前で説明がしにくくなる。流れに乗ってやってしまえば成果が酷評される危険もある。

新型コロナの感染者はどうなるか。まずい時期の国葬、弔問外交になる可能性がある。








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