2022年8月6日土曜日

今日の新聞を読んで(561):国交省統計不正34兆円、これも安倍忖度か

 

国交省の統計不正が8年間で234兆円の過大統計になったという。最大は2015,2016年の5.2兆円で全体の6.55に当たる。原因は2重計上,回収率に基づく推計計算の誤りだという。 

GDPを管理する名一買う負は計算しなおすという。GDP算出では過大額は0.1~0.3兆円で国土交通省は影響は「軽微」という。建設分野のGDPに占める割合は1割程度なのだ。 

でも専門家の間ではGDPでも「伸び率」、変化率が大事なのだとも言う。確かにGDPの速報値などが発表されると経済評論家は経済傾向を評論し、為政者は財政出動を臭わす。 

しかし、今回の安倍政権時の国交省の統計不正について、安倍元首相に忖度した疑いはないのか。確かGDP600兆円をも目標に掲げたこともある。短期政権は実績を挙げ難いといわれるが長期政権は実績を挙げようと悪行を企てる危険もあるのだ。 

13~20年度の不正統計を表にしてみた。 

年度

統計不正(A) 

実質GDPB

AB

成長率 %

13

4.6兆円

528 兆円

0.8 %

 2  

14

4.1

529

0.77

0.3

15

5.2

538

0.96

1.6

16

5.2

542

0.96

0.8

17

4.3

551

0.78

1.7

18

5.1

554

0.92

0.6

19

3.2

553

0.58

-0.2

20

2.8

528

0.53

-4.5

21

 

542

 

1,7

 

安倍政権の8年間、アベノミクスで経済成長を目指したが、芳しい成果はなかった。逆に旗振りしたエール大名誉教授は雇用が改善したのだから良いじゃないかと言い出した。

GDP600兆円を目標に掲げたとき、国交省の官僚が忖度したことはなかったのか。手をつけた原因が分からない。 

その影響が軽微であれ、統計資料を偽装すること自体が民主政治の根幹を揺るがすのだ。

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