白昼、堂々と応援演説中の安倍元総理を銃撃し死に至らしめた山上容疑者は当初、安倍元総理の政治心情に反対したわけではないと供述、母親が入信し巨額の献金で家庭崩壊に導いた旧統一教会を恨んでいた。
当然にその恨みを晴らすべく、旧統一教会のトップを暗殺しようとしたが、来日する様子もなく、無理だと分かった。
そこで、旧統一教会を調べるうちに、「勝共」で日本政界にも入り込み、岸、福田、安倍と自民党主要派閥の清和会に深く食い込んでいることが分かり、暗殺を安倍元首相に代えたらしい。
新興宗教が根を張るには政治的庇護が必要、一方政治的には支持を広げるには宗教団体の支持が必要で利害が一致し自民党との長い付き合いが続いたのだ。
旧統一教会は日本、韓国、米国を支配しようとした。特に日本では霊感商法や巨額献金でカネを集め、韓国の本部に送金し、政治資金に使われたか。日本では社会問題化になり、一時批判が強まり旧統一教会も活動を自粛したように見えたが、今まで同じ状況が続いていたのだ。
今、情報番組で「日韓トンネル」構想が明るみに出ているが、ピースロード計画で一見、平和活動、多くの政治家にも賛同を得たようだが、実態はカネ集めで「1mm5万円」とも言われるキャンペーンに利用されたようだ。実現など誰も考えてはいなかったか。
しかし、旧統一教会の活動はカネ集めだけではなかった。悪いことに政策実現でも政界に食い込んでいたのだ。
山上容疑者の行動は決して許されるものではないが、日本政界の暗部まで食い込んだ旧統一教会のたくらみを明らかにしてくれた。「良い意味での政治テロ」だ。
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