今日の新聞を読んで（５８７）：2023年の10大リスクに「米国の分断」とは

 米コンサルタント会社「ユーラシア・グループ」の2023年１０大リスクの中に第1位に「ならず者国家」ロシア、第2位に「習主席の大きなミス」が選ばれているのはわかるが、第8位に「米国の分断」が入っている。共和党、トランプ氏はどう考えているのか。

米国の民主主義をないがしろにするようなトランプ氏の動き、そしてそれを支持する米国民に驚くばかりだ。

ウクライナへ侵攻したプーチン大統領、東南アジアの平和、安全と脅かす習主席の共産主義一強政権に対峙するも民主主義、自由主義国の巨頭アメリカが混乱していてはどうにもならない。プーチン、習主席はそこのところを読んでいるのだ。

その一端がが明らかになったのが下院の議長選挙だ。共和党が議席数では優勢だが、派内が分裂し一人にまとまらないから決まらないのだ。共和党の保守強硬派が20名ほどいて共和党主流派に提供しているのだ。

共和党の一部が米国のウクライナ支援に反対しているらしい。そうだとバイデン大統領も苦労することになるし、劣勢のプーチンに譲歩の考えがないのだ。

米国にはまだまだトランプ氏を支持する国民が多いようだが、それが民主主義を台無しにすることがわかっていないのか。