立憲と国民の生き方の違いで支持労組を抱える連合がまた裂き状態にあるという。立憲は自治労などを傘下にしているが、維新と共闘するらしい。国民は自民寄りの姿勢で自らの政策を推進しようとする。
一方は野党、一方は自民寄りで連合は統制が取れない。そもそもこういう状況にあったのだ。芳野会長は弱小労組から会長に押された。背景には大手労組出身者が会長就任を嫌ったためだ。今、会長になればこういう状況になることぐらいわかっていた。
連合は女性会長就任でサプライズ人事をねらった。女性の登用だが、内実は違う。
今、連合の組合員は600万人 公明党支持の創価学会と同じか。創価学会は高齢化が進み勢力を落としているが、連合も組合加入の労働者が減っている。
また、野党の本来の役目も問題になっている。政府の政策に反対し、政策内容を修正していくか、対案を出せる政党になるかだ。国民のように対案を出せる政党を目指すのもよいが、自民党よりの立場だと行く行くは吸収され消滅するのではないか。
その時労組出身の人間はどう判断するかだ。保守系は自民に移り、その他は野党にになる。
なんで、いがみあうのか。
菅さん率いる民主党に小沢さんなど保守系が加わった。勢力を増して政権の座に就いたが、小沢さんとは水と油か。主導権争いで国民の信用を失い、不幸なことに3.11東北地方太平洋沖地震、津波災害で甚大な被害が出、その対応に批判が集まった。
「いつ解散総選挙か」という政局になり、民主党らしい政策実行が難しくなって、野田政権の時、解散総選挙で安倍自民党に敗れた。この時野田さんは「前へ進むか、後退するかの選択選挙」をキャッチフレーズにした。残念ながら敗北したが安倍元総理が「あの悪夢のような民主党政権・・」と揶揄し批判したが、実際は逆だ。経済も安倍政権寄り良かったのではないか。そして逆に「あの悪夢のような安倍政権」となるのだ。
下野したら、議員もあわてだした。泥船から我先に脱出しようとした矢先に小池新党が現れた。前原さんは全員が希望の党に移る計画を進めていたが、小池さんは「選別する」と言い出した。選考に落ちた議員は板野さんが設立した立憲民主へ、受かった議員は国民民主に移ったのだ。ここに立憲と国民の間に大きな溝ができた。「選別する」と発言した小池さんの人気は急落した。
連合は立憲民主党を支持し、そのうちに国民民主から脱落者が出るだろうからそれを受け入れて細々と労組をまとめていったらどうか。自民との政策が実って、格差が是正し、構造的賃上げができるようになると組合の役目は終わりだろう。
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