2%物価目標を目指し日本も欧米も異次元の量的緩和を実施したが、欧米ではインフレ傾向が出て緩和縮小、利上げ政策に移った。しかし、日銀だけは2%未達で8年間量的緩和を継続を継続、日銀の決定会合でも「現状維持」で市場を安心させた。
おぷ米は経済状況の変化ですぐにせいsカウを変更するが、日本は未達が続く状況下でも見直し、変更なしだ。
しかし今回、3.6%の上昇、エネルギー分野を除いても2.6%になった。日銀の目標は達成したが、賃上げを伴わない上昇は好ましい経済ではないという。
そして、量的緩和を効率的に運用するために+-0.25%から0.5%に、日銀は利上げではないというが、市場は「利上げ」と考え動いた。コミュニケーションが取れていない。先日の岸田総理と黒田総裁の会談でもこのことが指摘された。
安倍元総理亡き後、せきを切ったようにアベノミクスに対する批判が高まった。日銀にでも「2%でも根拠がない」とか「1~3%でも益にも害にもならない」と辛らつな意見が新聞に載った。
私も何故、「市場の見えざる手に」任せないのかと思う。先の為替介入でも数兆円を投じたが、一時円安から円高に動いても、すぐに元の値の戻ることを繰り返しながら、今は政府は何もしないのに130円前後の円高(?)だ。
黒田さんの任期が迫ってきた。異次元の量的緩和の副作用、後始末を後任の総裁が担うことになる。次は日銀出身化、また政府関係者か。
リフレ派を避け、金融政策の正常化に向かってほしい。
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