岸田総理が日銀総裁について聞かれ「人は変わる」と発言したことで、次の日銀総裁は黒田さん続投は亡くなった。当然だろう。長期にわたり金融政策の見直し、検証もしなかった責任は多いい。
そこで「次は」となるとメデイアでは日銀側から雨宮さん、中曾さんさらには山口さんの名前が挙がっている。雨宮さんは黒田総裁に仕えた副総裁、中曾さんも第1期目の副総裁だが、山口さんは白川前総裁の時の副総裁だ。雨宮、中曾さんはアベノミクスの異次元の量的緩和に関与したが、山口さんは関与せず。
白川前総裁は任期を残し追われるように総裁の座を離れたが、量的緩和策は実行していた。ただ緩やかな緩和で「とりあえずは物価1%を目指し、達成すると次を考える」というスタンスだったが、民主党の野田政権、そして次の自民党安倍政権では急激な量的緩和を要求してきた。
中央銀行の独立性を守ろうとした白川さんだったが政府は日銀法の改正を匂わせ脅迫してきたのだ。これから先は政府の言いなりの金融政策となった。
異次元の量的緩和も当初は円高、株安から円安、株高へと一時成果があったように見えるが、目標の2%物価は達成できず逆に気御意の内部留保はGDPの規模、バブル経済、格差拡大、賃上げはできず消費も伸びない。
日銀は検証するというが何をやっていたのか。
昨年12月の日銀決定会合の議事録が公開され、メデイアが記事にしている。
日銀内も2%維持派と見直し派に分かれているようだ。2%派はまだ、リフレ派が残っている政策の継続を主張しているのだろうが、見直し派は新たに送り込まれた委員らではないか。
専門家は「うまくいっていない点」「うまくいっている点」をはっきりしてほしいというが、どうか。
そもそも2%の目標自体がいい加減だ。説得力がない。安倍元総理が国会の予算委員会で前原さんから「2%の理由」を聞かれたとき、安倍さんは「2,3,4%と専門家は言うが一番達成しやすい2%を選んだ」と答弁していた。前原さんはあきれ返っていたが、国民もそうではなかったか。
岸田さんがどういう人物を推してくるかわからない。私は山口さんがいいと思うが、そうなると岸田さんは7アベノミクスに反対だったことになる。安倍派の連中がどう動くか。
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