意外なスピードで日米の安全保障に関する協力関係が深化しているように感じる。尖閣諸島問題で対中軍備強化が必要になっている日本は日米同盟での米の傘の下で領土の安全を守ることを狙っていたが、そうとはいかなくなった。
台湾有事が切迫してきた今、米国は台湾を守ることを宣言し、その最前線に駐沖縄海兵隊が重要な前線基地になってきた。
米軍は、海兵沿岸連隊に再編、日本も陸自が那覇に3000人態勢をとり、島しょ部の防衛に機動的に軍を展開しようとする。また、横浜ノースドックに小型揚陸艇部隊を新しく編成、南西諸島での防衛に日本を巻き込んでいる。
馬毛島の整備も着工し、日米で共同使用できるようになるし、あれほど大きな問題を含んだ辺野古の移設も政府は強行する。何と言っても岸田政権は防衛費の増強と防衛政策の大転換に踏み切り、米国の信頼を増している。
日米同盟が当初心配していた米軍に引き込まれる姿が現実になってきたのだ。
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