神奈川新聞 2023.1.31 |
逗子市池子で大京が分譲し、系列の管理会社・大京アステージが管理するマンションの敷地の一部が崩壊し県道を通っていた女子高生が亡くなった事故からすでに3年、損害賠償で管理組合、大京アステージがすでに提訴されていたが、今回県も提訴されたことが分かった。
私も大京アステージが管理しているマンションに住んでいるが、裁判の場で大京アステージのマンション管理の是非が争われることに注目していた。しかし、事前審議で管理組合と管理会社が提訴を取り下げろ」と要求以来、一向に裁判の状況がわからなかったが、進んでいなかったのか。
島しょ管理会社の大京アステージは、所有者である管理組合に協力するとコメントしていた。こういう案件は所有者である管理組合が責任追及されるものと考えていたのだろうが、自分が提訴されたことに驚いたのだろう。
マンションの分譲を受けても購入者は管理に関して何もわからない素人である。一方、分譲者の大京から管理を委託された大京アステージは大京から物件に関する情報を得て、管理契約を結び責任を持つべきである。
今回、敷地内に危険な場所があることを大京から説明されていたか、大京アステージが物件全般を見て必要性を感じていたかだ。特に建設前の敷地調査でいろんなことを指摘されていたらしい。それを大京アステージは把握していたかだ。
新聞報道によると、管理担当者が敷地に亀裂が入り危険と判断し、大京アステージの担当者に連絡下まではわかっているがそれ以降大京アステージの担当者が会社内で情報を共有、県や市町村にどういう連絡をしていたかが問題なのだ。
特に大京アステージの管理は担当者個人に任せられ、会社としての動きがどうだったかも問題になる。
通常管理会社はマンション特有の事情など考えず、通り一遍の管理で過ごしていた可能性もある。
本来なら、大京、大京アステージ、管理組合の理事らと点検確認すべきだったと思う。管理組合は所有者だから最終的に責任を負うが、管理会社もマンション管理の専門家だ。管理組合の信頼も得なければならないが、今回はそこらへんが欠けていたのではないか。
早く裁判の場で大京アステージの管理の是非を争ってほしい。注目している。
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