岸田首相の施政方針演説を新聞で読んでみた。岸田首相は「聞く耳を持っているのか」と疑問視されていたが、今回の施政方針では昨年は「検討」が多用されていたが、「決断」「改革」が多用されているという。
本気度を出したのか、支持率が30%を切った危険水域での政権運営を払しょくしようとしているのか。
今年は日本も国際政治でリーダーシップを取り機会だ。G7広島では「核なき世界」、国連非常任理事国では念願の「国連改革」、そしてロシアのウクライナ問題への取り組みと成果を出すおぜん立てはできている。
私は特に「はじめ」と「終わり」に注目している。岸田首相の「政治理念」を探るためだが、残念ながら政治理念はなかった。問題解決に迷ったら原点に返る。その原点が政治理念だが、それがないんだからどうしようもない。
「はじめ」のはじめにっ議会の英訳と取り上げている。日本では「集まる日」が語源のDietだと言い、国会の場で慎重に議論と検討を積み重ね決断、実行に移すのが政治だという。
では、何故、野党が要求する臨時国会を開催せず、党首討論も一回も開催しなかったのか。
「おわり」では、自分が全国各地を回り地方で地道な活動をしている事例を紹介している。大事なことだが、政治理念と言うものがないからこういうかっこうになったのか。
宏池会出身と言うことで、ルベラルと思っていたが、派閥の力学に影響された従来の保守ではないのか。
今後の動向に注目だ。
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