「積極財政」で日本経済を強くすると高市政権は補正予算18.兆円、一般会計は初めて1120兆円を超える見込みと言う。
それに対して市場、国民は借金が膨らむことで危機感を抱いている。政権は短い在任期間で財政出動し経済を活性化させようとするが、そううまくはいかない。借金は積み増し対GDP比200%を超え先進国一悪い財政だ。
しかし資産もあると純債務残高の改善を目標に挙げるが純債務残高も大GDP比36%でこれだって悪い状況だ。今まで各政権が約束していたPBの黒字かも高市政権になって数年度で考えるという。
高市政権では財政健全化に対して責任を持たぬというのだ。財政出動し経済が成長すれば税収も増え社会保障費などに充てることができる。そういう安易な考えなのだ。今までも成功したためしはない。成功していれば国の借金がこんなに増えるわけがない。
高市総理は「来年度の予算編成においても、日本経済のパイを大きくする」と言う。
日本経済の現況について、市場は危機感を抱く。財政健全化の考えが政府には希薄なのだ。増える国債の償還、長期金利、あらゆる経済指標が悪化する恐れがある。
国分さんではないが、政権と市場の「答え合わせ」が必要ではないか。