2014年6月7日土曜日

維新の会・分裂勢力図:橋下37,石原23で分裂後に何が期待出来るか

ゴタゴタしていた日本維新の会が分裂し、橋下系37人、石原系23人、無所属2人の勢力構図が決まった。早速メデイアは野党再編への可能性を分析するが、「いいとこ取り」の合流は必ず失敗することを教えてくれたし、「ふわっとした民意」から両派共に「ふわっと消えていく」運命にあるのではなかろうか。

先の衆院選で民主党議員の一部は生き残りをかけ維新の会に参加、橋下ブームに乗って新人が維新の会に乗っかって当選してきた。

橋下系の当選1回は25人、比例区が24人、石原系もそれぞれ14人、20人で選挙区での支持基盤は脆い。これらの議員がどういう理由で橋下、石原に分かれていったのか。政策もさることながら次の選挙での損得勘定がおおきかったのだろう。

橋下さんは、野党が結集して自民党の対立軸になる構想を持ち、結いの党、みんなの党、民主党にも秋波を送り野党再編を目指す。大阪都構想も府民の支持が危ぶまれてきたことを考えると、野党再編でイニシアテイブを取って人気挽回を図りたいのだろう。でも橋下さんへの信頼は落ちている。

一方の石原さんは、自民党を束縛する政党になると言い、与党内にあって公明党に変わる政党を目指しているようだ。幹部は以前から自民党復党を狙っていた。自民党とは選挙協力が出来ると思っているのだろう。一時は、自民党を批判していたと思うが生き残りをかけ自民党にすり寄る作戦か。

しかし、今の勢力図、議員歴、自民党の圧倒的強さから考えて、次の衆院選では11人が大阪選挙区だから大阪都構想にもよるが支持されたとして橋下系15人、石原系5人の惨敗ではないかと見るのだが。

党が分裂すれば消滅の危機になることはよく分かっていることなのだろう。民主党は実力者の動きが鈍く、「海江田おろし」を封印しようという動きも出て来たとメデイアは報じている。

しかし、それも時間の問題だ。私は分裂し政治姿勢をはっきりさせた方が良いと考えるが、民主党の曖昧な動きが自民党を益々のさばらせる事になっている。


でも、橋下さん、石原さんには大きな期待は出来ないのだ。 

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