2014年6月27日金曜日

進まぬ理研改革?:下村文科相が野依理事長に「辞任」を促すべきでは

理研の改革が進んでいないようだ。先に野依理事長は「責任は感じている。私の責務は改革を進めること」と言う意味の発言をしていたことがあるが、「自分は責任があるが辞任しない」ではその責任も改革も中途半端だ。案の定、メデイアの報道によると進んでいないようだ。

一気に進めるには野依理事長の辞任が必要だ。そのためにも下村文科相は、「辞任」を促すべきではないか。それが政治家の役割だと思うのだ。

読売新聞(2014.6.27)の竹市センター長の記者会見の記事を見ると、センターの解体は本部の指示を待っている状態で、自らの辞任については「何時とは明確に決めていない」、「自分の仕事は研究を続けられる環境を確保することだ」と理事長と同じようなことを言っている。

そして、今検証中の実験の進み具合については説明を避けたという。そのくせ、小保方さんが参加する場合の検証実験では具体的に話している。

野依理事長はノーベル賞受賞者で誰も辞任を進言する者はいないだろう。野依理事長が責任を取らないのであれば、自分たちも責任を取ることはないと改革委員会から指名された関係者が考えても不思議ではない。

本当に責任を感じていれば自ら辞職すべきであるが、今のところ西川さんだけだ。

下村さんは、特定法人の問題もあるだろうが、ここは野依理事長に「辞任」を勧告すべきだ。そしてもっと経営手腕のある、改革を必要と考えている人材を据え、科学界の失墜した信用を取り戻す努力をすべきだ。

野依理事長がいる限り、理研の改革はできない。

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