2014年6月7日土曜日

政界再編、野党再編に向けた「旗印」?

政界再編、野党再編に向けて大事なのは旗印=政策目標である。日本維新の会の分裂で再編が加速しそうに思えるが、それがはっきりしないうちにメデイアは再編を煽り、議席数で解析を試みるのだが、野党各党の現状は、これから会合を重ねて国民に支持される旗印を掲げていくということでまだ時間がかかりそうだ。

一言簡単に旗印というが、国民の支持を得る旗印を掲げるのが難しい。

いろんな政権が出来ては倒れていったが、記憶にあるのは、「所得倍増」の池田さん、最近では構造改革、「郵政民営化」の小泉さん、解散のための麻生内閣、「政権交代」「政治主導」の民主党政権だったが政権交代で終わってしまった。

続く「日本再生」の安倍政権あるいは「憲法改正」の安倍政権と言うことになるのだろうが、集団的自衛権行使で「危ない内閣」のイメージになってきた。

これを許していては日本も危ないと思うのだが、一強多弱で野党第一党の民主党を始め野党は心許ない。

メデイアの世論調査の政党支持率を見ても自民党は40%なのに民主党は5%、後は0~2%と言うところだ。石原さんが「政党支持率2%、0%が一緒になって何が出来るというのか」という意味のことを言っていたが、あながち間違いではなさそうだ。

日本維新の会が分裂後、その各グループ、他の野党の代表がテレビ討論で再編の話になると歯切れが悪くなるのも「旗印」が決まっていないからだろう。

聞き慣れた言葉、政策は出てくるが、野党の立場で言っても犬の遠吠えにしか聞こえないし、国民にインパクトを与える程の物になるのか。

「又、同じようなことを言っている」とみられたら終わりだ。

良い「旗印」が見つかり、国民から支持されなければ新党や野党再編は一時的に出来ても直ぐ飽きられる。


野党の存亡、議員の生き残りをかけた政治闘争が待っているのだ。

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