2014年6月23日月曜日

理研・STAP細胞不正事件(6):小保方さんに司直の手が伸びるのか

理研のSTAP細胞不正事件は、小保方さんへ司直の手が伸びるのか。これだけ世界中の注目を浴び世界三大研究不正事件の一つに上げられるほど日本の科学界の信頼を大きく失墜させる結果になった。そのためにもこれからの責任追及は重要になってくる。

小保方さんが、今まで明らかにされた遺伝子解析などの結果による「STAP細胞の存在なし」にかかわる情報を「否定」し続け、出来もしないのに(?)「自分の手で再現してみせる」と意気込んでいるのも次のステップ(刑事、民事訴訟)への対応ではないか。

不利な情報は全て否定する作戦では、真実など明らかに出来るはずはない。

理研は自らの非をどの程度認めているのか知らないが、第2(従)論文の不正検証、小保方研究室の細胞などの保管資料の解析に積極的でないというニュースも聞くが、特定国家研究開発機構(正式な名称?)の問題もあり曖昧なまま幕引きを急ぐようでは次のステップで理研が不利になるのは目に見えている。

野依理事長は「責任を感じるが、理研を立ち直らせるのが私の責任」という意味の発言をしているようだが、辞任を前提に今回の不正事件の解明をしっかりやることだ。

確認しておかなければならないこと、両者で認識を共有していかなければならない事がある。

○論文作成での各共著者の役割分担
 裁判になると皆責任逃れをするだろう

○論文に最初に載せた画像は「単純なミス」(?)で博士論文の画像を乗せたが、後で提出し直した画像は若山さんから得た画像か、それとも又自分で用意した画像か。

○小保方さんが、もし検証実験に参加したとしても再現できなかった場合に「200回は成功している」と主張し直すだろう。その時「どういう段階で、どうなったら」成功と言えるのか。

STAP細胞を作製し、緑色蛍光を発していることを確認した段階か、STAP幹細胞からキメラマウスを作った段階なのか。
両者で認識を共有しておくべきだ。
○理研は、関連する資料は全て解析しておくことだ。特に小保方研究室に保管されていた資料は後後の裁判で重要な資料になる可能性がある。

○小保方さんは所定の手続きを経ずにユニットリーダーに採用されたという。そういう研究者に研究費、人件費年に2000万円を支出した是非? そもそもこの不正事件は小保方さんを採用したことが発端になる。

そして刑事、民事裁判の可能性を検討することになるのだ。

週刊現代(2014.7.5)は「急浮上 小保方晴子「逮捕」の可能性」というタイトルの記事を掲載した。

それによると、懲戒解雇されるだけではなく、最悪の場合、刑事告発される。そしてこれから彼女を待っているのは巨額な研究費の使途追求で、もし捏造が確定すれば小保方さんは国民のおカネをジャブジャブ使って不正をしていたことになるというのだ。

理研が小保方さんを訴えるパターンでは、この騒動で調査に忙殺され本来行うべき研究など正当な業務を妨害された「偽計業務妨害」での告訴だ。

又、STAP細胞は全く根も葉もない研究なのに、これはすごいものだと見せかけ研究費をだまし取った「詐欺罪」も考えられる。

更には「損害賠償」の請求も考えられるのだ。

どのケースも専門の弁護士の話だ。可能性は大きい。

小保方さんは騙したのか、加害者? 被害者? 誰が得をしたか。理研のSTAP細胞不正事件のニュースを聞くに付け、この辺をしっかり考えてみてはどうか。

私たちの税金を理研というブランドで、思うがままにジャブジャブ使われてはたまらない。



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