2022年2月26日土曜日

国連安保理の限界:即時停止・撤退決議案否決、「反プーチン」キャンペーンを

 

肝心な局面で全く役に立たない国連だ。25日の国連安全保障理事会はウクライナへの軍事侵攻を進めるロシアに対しての「武力行使即時停止と撤退」決議案を賛成11カ国、中国、インド、アラブ首長国が棄権、ロシアが拒否したために決議案が葬られた。 

決議案は米国とアルバニアが作成、米国は否定されることを念頭に80カ国以上に賛同を求めたそうだ。日本は賛成した。 

議場ではウクライナの大使が犠牲者の冥福を祈り黙祷を要請、数回の要請で実施された。終わった後、議場から拍手が沸いた。ロシアに対する抗議だ 

民放の情報番組、定刻のニュースを見ることになるが、ロシアは3方面からウクライナへ侵攻しているらしいが首都キエフへの攻防が注目されている。米国の分析では侵攻の速度が遅くウクライナ軍の抵抗にあっているようだという。 

飛行場の防空施設を始め、重要な施設の破壊を行っているようだが、民間の住居にもミサイルが当たっているようだ。ロシアは「民間の施設は狙っていない」と言うが標的が正確かどうか分からない。だから危険なのだ。 

18~60歳の男性の出国が禁止されているので駅やバスターミナルは隣国へ退避する女性子供であふれている。ウクライナは今、自国民で守っているようだ。米国はNATO未加盟だからウクライナ国内での軍事行動は出来ないらしい。 

それでもNATOへ8500人を増派すると言うが、NATO加盟国が軍事援助をするのか。ウクライナのゼレンスキー大統領も大変な立場だ。「国民に立ち上がれ」と言うし関連国には「支援」を要請している。親米派の大統領だからゼレンスキー大統領を拘束し、親ロ派の政権を作りたいようだ。だから「クーデター」を煽っている。 

ロシア崩壊後、民主化になれたウクライナ国民がロシアに戻ることを希望するか。「反プーチン」のデモが出ている。 

ロシア国内でも「反戦争」などプーチンを批判する集会が勃発している。一縷の希望だ。しかしプラカードを持った参加者にすく警官が近寄り連れ去るシーンが目立つ。 

わが国でも「プーチンに制裁を」と1000人ぐらいのウクライナ人などの集会があったし、在日ロシア人も「NO WAR」のプラカードで抗議していた。 

プーチンを追い込むには世界各地で「反プーチン運動」を展開することだ。米国を中心にG7などは経済制裁を強化、さらには個人の資産も凍結している。これだけの国が反ロシア、反プーチンの行動を起こしたことに少しは驚いているのではないか。それに世界中で「反プーチン」「反戦争」のキャンペーンが広まればプーチンも孤立化を恐れるはずだ。 

メデイアの報道ではロシアとウクライナの会談の動きも出てきた。ハードルの高い会談になるだろう。しかし世界中がロシアの「侵略」に反対している声を上げれば少しはウクライナに有利にならないか。 

私たちの出来ることはあるはずだ。

 

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