2022年2月23日水曜日

プーチン、独立承認、派兵へ:欧米は大規模経済制裁、中国は自制求める

 

2008年に続き「力で現状を変える荒手外交」に出たプーチン大統領はウクライナ国内の親ロ派組織の「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の独立を承認、ロシア軍を進駐させることで実質手金あウクライナ「侵攻」が始まったようだ。

ロシアは両地域はウクライナ領と認めてきた「ミンスク合意」を破棄したということなのだろうが、今回の行為でロシアにどんなメリットがあるのか。

ウクライナのNATO加盟はロシアとの国境の安全保障を脅かすと考えNATO拡大を阻止する狙いもあるだろうが、ウクライナはクリミア半島問題まではNATO加盟に拘っていなかった。

プーチン大統領は国内で支持が上がるのか。寧ろ欧米の経済制裁強化で国内経済はさらに疲弊しないか。

天然ガスを武器に交渉に臨んでいるのだろうが、ドイツは天然ガス海底パイプラインの承認手続きを中止したという。 

米国の考えもまとまっていない。プーチンのサプライ行為をけん制するために出来るだけの情報を公開しけん制してきた。でも、ウクライナ侵攻を煽るも今の状況は「侵攻ではない」という。

24日には日米首脳会談を予定していたが当然キャンセルだ。より厳しい経済制裁」を課すという。

EU, G7の動きも活発で経済制裁強化を言うが、外交での解決も期待する。今まで外交による解決のために努力してきたフランスも面子丸つぶれだ。日本も協調した対応をするという。

肝心の国連も相変わらず無力をさらけ出す。グテレス事務総長は安全保障理事会で「国連憲章の原則に反する」と批判したそうだが、常任理事国のロシアが紛争当事国だし、中国は自国への人権問題、領土問題に波及することを恐れて双方に自制を促すだけだ。

しかし、ロシア・プーチン大統領もここまで、欧米諸国、NATO加盟国が包囲網を築くことになったことに驚いていないか。ウクライナ侵攻は無理だろう。2つの人民共和国を抱えるルガンスク州、ドネツク州への侵攻はどうか。20万人もの兵と黒海への艦船派遣は経済的のも相当の負担だ。どこまで続くか。

 

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