2022年2月28日月曜日

どうなるウクライナ問題(5):ロシア侵攻に抵抗するウクライナ支援が進む

ウクライナ人の死者198人、一方ロシア側被害は死者4300人、被害車両約150台、どの程度信用できるかわからないが、破壊された車両、道路の刺さったミサイルの破片、民間住宅、学校も病院もクラスター爆弾攻撃は無差別殺人だ。

ひどすぎるロシアの攻撃だが、戦況が不利と見たのかプーチン大統領は核兵器の使用もちらつかせる戦術に出るという。米国、英国の戦況分析では「ウクライナの抵抗がすごい」と言う。テレビの映るウクライナの男性は「国のために戦う」と言うし、火炎瓶の準備が進む。

侵攻するロシアの戦車の前で進行を妨害しようとする市民の姿は以前にもどこかで見たシーンだ。

ドイツ、イタリアなど欧米諸国は最大の経済制裁策と言われているSWIFTからのロシアの主要銀行の排除を決めた。効果のほどはわからないが輸出入に大きな影響が出るというが、80%ぐらいだろうと予測されている。

天然ガスやレアメタルで主要産出国であるロシアに対してそこまで経済制裁がなかろうと思っていたプーチン大統領だろうが、ロシアだから検証はしているだろう。影響が大きいとみると停戦に向けた交渉も進むのではないか。

その会談もベルラーシとウクライナの国境付近で開催されるらしい。すでにロシアの代表団は到着しているというし、ゼレンスキー大統領も了承しているが、ロシアの要求が厳しい。「非武装化」「中立化」「政権の即時退場」がウクライナにいては飲めない条件だ。この会談もロシアが本気だとは思えない。

ここに来てロシアの侵攻具合から欧米諸国がウクライナ支援に本気になった。

米国をはじめ、ドイツ、イギリスbなどが兵器の供与を始めるという。対戦車砲、携帯式ミサイルは今必要とする兵器だ。

どうやってウクライナに搬入し戦争に使用できるようにするかだ。

ロシアが軍を侵攻させたベルラーシとキエフ近くの進軍ルート近辺に早く配備することだ。ロシア軍の進行を絶ち、新たな補給を遮断できるか。

特にロシア軍は燃料の問題がある。石油施設を攻撃し破壊したというから、ウクライナ外から補給する必要があるのではないか。進入路を後方から遮断することができるか。

米国もウクライナでの直接な軍事行動はできなくても兵站作戦には参加うべきではないか。

プーチン大統領もウクライナ軍部に「クーデター」を煽っているが、ゼレンシキー大統領の発信では結束しているらしい。コメデイアン出身の大統領と言うが支持率は40%台と言われていたが、今は支持率も上がっているという。傀儡政権樹立の可能性も少ないのではないか。

プーチン大統領の「終わりの始まり」であってほしい。

「核大国」を掲げ、「力による現状変更」という国際法違反行為は、全世界で反対しなければならない。国連も安保理ではなく全体会議で多くの賛同を得てロシアを批判する決議をすべきだ。





 

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