2022年6月16日木曜日

「超巨大地震に備えよ」と言うが:何故発生しない!プレートテクトニクス? マントルは冷えているという

超巨大地震リスクと備え
AERA 2022.6.20

メデイアは「超巨大地震に備えよ」と言うが、何時発生するのか? 地震、火山活動の理論であるプレートテクトニクスにまちがいはないのか? 地球内部は高温のマントルが流動しているがそのマントルが冷えてきているという。地球内部構造が以前の理論と違っているのではないか。だから巨大地震、火山活動の予知が難しく、予測がくるってきている。「オオカミと少年」の感じだ。

今世紀は9世紀の自然災害多発の世紀に酷似していると専門家は指摘する。素手の貞観地震、津波、熊本地震、大噴火はないが桜島、阿蘇山が噴煙を上げている。浅間山もそうだ。富士山も何回も噴火しているがまだ見えない。京都では3度の巨大地震が発生しているが今は、南部地震が頻発しているだけだ。

しかし、現在、首都直下地震、関東大震災クラスの地震、南海トラフ沿いの巨大地震などが高い確率で発生が予測されている。

発生が緊迫しているとして警戒された東海地震は150年周期で発生、前回が1854年だったためにいつ起きても不思議ではないうが、どうなったのか。

3.11東北地方太平洋沖地震、津波の被害から当時の民主党政権の菅総理が東海地震の震源域のど真ん中に位置する浜岡原発の停止を中部電力に要請した。

富士山も3.11でいつ噴火してもおかしくないマグマによる山体の膨張があったが噴火には至らなかった。代わりに箱根山で大湧谷が吹いたが富士山には至らなかった。専門家は地価が同じなので心配したらしいが、過去の実績で富士山が噴火し江戸も大きな被害が出たが、箱根山に関しての異常は記録されていない。

何故、地震予知は難しいのか。

東日本大震災から1年半後、日本地震学会特別シンポジウムが開催され、地震予知で大激論になったという(当時の週刊ポストより)。「予知できない地震は前兆現象のない地震」「地震発生にメカニズムが「わからないのに予知などできない」と納得のいく議論がされて要だ。問題は地震研究の予算の配分も問題になったようだ。

でも、地震予知は難しいと言ってもこつこつ研究している研究者もいる。FM電波異常、大気中のイオン濃度、ラドン濃度、GPS測位、植物の異常、そして学会も認める井戸水の推移異常がある。

井戸水の水位異常で地震の発生の危険が迫ったとして京大地震研究所が学会及びHPでデータを示し警告した。確か、京都と大津の県境の山間部の井戸でのことだ。万一地震が発生すると国道2号が被害にあい物流に支障をきたすと考えたのだが、いつの間にか立ち消えになった。残念なことだ。

日本での巨大地震の発生確率が発表されている。すべてがいつ起きても不思議ではないのだ。

首都直下地震は30年以内にM7クラスで70%、南海トラフ巨大地震は30年以内にM8~9が70~80%、これも切迫しているという千島海溝地震はM8.8が7~40%という。

2020年から30年だから2050年までだ。こういわれるとどこに注目するか。規模か確率か。

注意すべきは、規模の小さい地震が頻発しても何故、M9クラスと巨大になってくるのか。3.11東北地方太平洋沖地震はM9だったが、頻発した宮城県沖地震での[滑り残り「が積み重なって巨大化するらしい。3.11でも震源域の北では青森県沖、南では房総沖で滑り残しがあるというし、アウターライズ地震も警戒が必要と言う。

「滑り残し」の積み上がり巨大化する「スーパーサイクル」、そして南海トラフ地震の震源域の周辺部でスロー・スリップだ。地震の発生を遅らせるという一方で、スロースリップの止まったところが巨大地震の発生起点だという研究もある。

では、いったいなぜ、発生が遅れているのか(今の私たちの生活感覚から言うと)。

科学理論はこうして放棄する 「科学の危機」

今までは地震、火山噴火活動はプレートは剛体であるという「プレートテクトニクス」で説明されていたが研究が進むにつれ内部変形と考えられる地質現象が存在することがわかった。チベット高原はプレートが内部変形した例であり、剛体では説明がつかなかったのださらに、プレートテクトニクスが市は兎する領域は地球の表面だけで、マントルの大半は「プルームテクトニクス」の支配を受けているという。(科学理論はこうして崩壊する 「科学の危機」ほころび始めたプレートテクトニクス 学研 1997.10)。

また、地球のコアで熱せられたマントルが流動する。低温のマントルは下流し高温のマントルは上流し地球内部で流動している。それによってプレートも動き地震、火山活動をするし、磁場をつくり宇宙船から生き物を守っている。

地球内部は予想より早く冷えているという
NewSphere Jan21 2022

ところがスイス工科大学チューリッヒ校の研究者らがラボ実験で「予想より早く地球は熱を失う可能性がある」と言うのだ(「地球内部が予想よりはるかに早く冷えている スイス研究」 NewSphere Jan21 2022)。

地球内部の構造が研究で見えてきた。今までの地震、火山活動の理論もかわってくるのではないか。







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