2022年6月22日水曜日

どうなるウクライナ問題(43):どうしてくれる「ウクライナ疲れ」が出てきたぞ

 自国民(親ロは武装集団)保護のために「核大国」ロシアが親ロ派政権から8年前に親欧米派政権に代わったウクライナへ大義なき侵攻を開始して早や4か月、「国土、国民、民主主義を守る」ウクライナ人の士気はたかく、一方で何のための戦争かわからないロシアの士気は低い。

しかし、ウクライナの街を瓦礫化し、多くの民間人死傷者、海外に逃げる避難民を出すロシアの無差別攻撃は許せない。

欧米各国は経済制裁の強化、兵器の供与を約束し支援する。

しかし、一方で、フランス、ドイツ、イタリアの首脳は停戦、和平でプーチンと電話会談を重ねるが成果は出ず、逆にプーチンのプロパガンダに利用される始末で、批判を買い、マクロン政権は総選挙で敗北した。

パイプラインで天然ガスの供給を受けるドイツは当初経済制裁に及び腰だったが、天然ガスを輸入しているうちは往―チンの戦費獲得に協力していることになり、渋々輸入の禁止に踏み切った。米国の働き賭けにも関わらずOPECは増産しないため、石油価格が上がり1バーレル45~50ドルで予算化しているプーチンにとってはびくともしないか。

世界経済はエネルギー、食糧危機にはまっている。ロシア、ウクライナは小麦などの供給源なのだが、ウクライナは輸出できず、倉庫がロシアの爆撃で燃えているという。

プーチンは相変わらず、「経済制裁の所為だ」と言う何があってもプーチンは正しいのだ。

しかし、米、NATO諸国が約束している重火器も10%しかウクライナに届いていないという。搬入路や集積場所がロシアのミサイル攻撃を受けているらしい。親ロ派泳力の情報がロシアに伝わっているのだ。

シュルツ首相、マクロン大統領などは和平派を見られゼレンスキー大統領から批判されていたが3人そろってキーウを訪問ゼレンスキー大統領と会談し支援を約束したのか。

英国のジョンソン首相は2度目の予告なしのキーウ訪問しゼレンスキー大統領をを激励「勝利するまで支援する」と約束した。一番頼もしい存在だ。

6月中旬を過ぎるとウクライナの反転攻勢が始まる。プーチンは3か月で姿を消すなど上場の真意はわからない。がウクライナの反転攻勢が始まると「疲れ」もとれるか。

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