2021年7月6日火曜日

メデイアは小池国政へ:本人は否定?、でも誤解を与える行動が目立つ

 「やっぱり小池知事の存在は大きい」、「一桁予測の都民ファーストが31議席獲得、第2党にとどまった」とメデイアははやしたて「次の衆院選で国政へ?」と質問するとムキになって「私から一言も言ったことはない。何故そんなことを書くのか」と記者をにらみつけるが、本音は「してやったり」だろう。

先の千代田区長選では都民ファーストの候補に力を入れ過ぎ自民党候補を落とした。二階幹事長が御立腹としって二階詣でが始まる。菅総理や官邸とは犬猿の仲、自民党との接点は二階さんしかいない。事あるごとに会っては「新型コロナ、経済対策で話し合った」という。

都議会議員選挙では二階さんからしっかりくぎを刺されたと言う。板挟みになり、体調を崩し入院の作戦に出た。医師のアドバイスで入院を延長、退院してからもテレワーク、都民の前に姿を表さなかったが、痺れを切らしたのか病に鞭打って記者会見、最終日は都民ファーストの候補者を激励する行動に出、元気ににこやかに有権者と対応した。マイクを握っていないので応援演説はしなかった。

ジャーナリストは、これで二階さんとの約束は守ったという。

31議席と言う自民党に次ぐ第2党の地位を確保、小池さんは「本心高笑い」だった。チャンスとばかりに二階詣でをした。軽やかな足取り病明けなど感じられない。おそらく「どうでしたか、約束は守りましたよ」程度の話なのだろう。

この行動を見て、メデイアはますます国政進出を疑う。

新聞によると小池さんも68歳、今年が衆院を目指す最後のチャンスだ。4年務めて72歳、それでも総理を目指せるのか。自民党では「女性総理候補」とよく言うが、稲田さん、野田さん、小渕さん、女性なら誰でもそういうのだ。

国政に出て、当選し、二階派に所属と言うことか。二階派は「政治とカネ」、離党者を復党させ勢力を増す。菅総理のレールを引いたことで幹事長についているが党内他派閥から批判が上がっている。

二階vs3Aだ。さらに二階さんは親中派、今回中国の100周年記念で祝電を送ったから驚いた。尖閣問題をはじめ先進国は対中包囲網を光徳氏覇権主義拡大を阻止しようとしているのに祝電では間違ったメッセージを与えないか。

更に二階さんも歳だ。後継者問題も抱えるし、次の衆院選では公認候補でもめるだろう。自民党本部と県連の方針に違いが出てきている。自民党も安泰ではない。

小池さんが自民党を敵に回し離党、今度は誰を敵にして復党するのか。一体何をやろうとしているのか。

新型コロナ対策ではしばしば官邸を訪れ、総理の決を叩き、「やってる姿」を見せつけた。菅総理にしてみれば煙たい存在だろう。小池さんは自分が決定権を持たない政策に対して総理の尻を叩く。自分には責任がないから何でも言える。新型コロナ対策でも菅官邸は「もっと東京都でできることをやれ」と批判していた。

一方、ポスト小池はどうなるのか。自民党は候補を出し、首都の知事を取り戻すだろう。人気者ではなく、実務者の知事が必要だ。新型コロナ、東京オリンピックで莫大な借金をかかえることになる。

人気者の知事を選ぶのではなく、実務型でと財政を改善していく必要がある。




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