菅総理は現下の感染者数の増加をどう理解できているのか。今、菅総理に大事なことは「安心データ」による「様子見」より「不安データ」による「決断」ではないか。「様子見」だけでは国民の安全、健康は守れない。
五輪開催について、菅総理は人流が減少しているので心配ないという。減少傾向は見れるが、期待されたほどの減少ではないのだ。専門家がこのままいくと医療のひっ迫は明らかという。この辺を菅総理はどう理解しているのか。
ワクチン接種で高齢者の重症化は減っている、逆に若者の感染が増えているが若者は重症化しにくい。医療では通常医療を控えベッドをコロナ感染者に充てるようにしているから医療ひっ迫にはならないと思っているのか。
専門家は危機の共有ができていない。メッセージの出し方に工夫がいると指摘する。菅総理のメッセージが国民に届いていないとよく指摘されている。西村さんや河野さんが頑張っているじゃないかとでもいうのか。
菅総理、小池さん、西村さんともども「五輪観戦は家でテレビ観戦を」と言っているが若者には通じていない。友達と会い、酒を飲んでコミュニケーションが大事なのだ。
ワクチン接種に感染拡大防止の期待が大きい。野村総研レポートでの1回でも接種した割合が4割を超えると感染者数が減少に向かうに希望を持っているらしい。しかし、これ以外のレポートも菅総理は理解していると西村さんは言う。
本当に菅さんがどの程度理解しているのか。毎日官邸を後にするときは記者の質問にこたえていたが、3177人になるとスルーした。小池都知事も同じだ。
危機管理とは、「いま起こっていないことを想定すること」と歴史学者の磯田さんが考古学の研究から導き出している。
今、菅さんに必要なことは、オリンピックを「途中中止」し、パラリンピックの中止だ。
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2021.1.16掲載
政府がやるべき次の一手は「塔子湯オリンピックの中止」しかない yamotojapan.blogspot.com/2021/01/blog-post_35.html
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