2021年7月14日水曜日

小さな記事の大きな課題(43):宮城県知事「有観客」vs仙台市長「無観客」、どっちが県民のためか

 

東京五輪会場の「有観客」か「無観客」かで東北がもめている。村井県知事は「有観客」を決定したが、仙台市長が「無観客」を組織委員会に要請したと言う。そもそもの発端は組織委員会が東京、首都圏の大会を「無観客」にしたのに対してその他の大会は自治体の判断としたためだ。一律に「無観客」ではないのだ。 

村井県知事は、本来が「復興五輪」と言ってたではないか。「東北の復興を世界に見せたい」という希望が大きいのだ。それに対して開催地ではないが郡・仙台市長は感染拡大の危険があるとして「無観客」を主張しているのだ。医師会も同調する。 

開催地ではないが、多くの人が仙台を経由すると感染拡大の危険があると言う。当然の主張だ。 

宮城県が「有観客」にしたことで物議をかもしている。全国知事会で秋田県知事が「「無観客」にすべきだ」と主張したことに対して、「もう決めたことだ。ぐちゃぐちゃ言うな」と不快感を示した。 

一方で、茨城県は「有観客」だが教育関係者のみとしたために高い評価を受けている。子供たちだけには高い技術を見せたいというのだろう。 

村井県知事は復興五輪で何を見せようとしているのか。1000人ぐらいが来ると言うが、「直行直帰」が原則だ。新幹線も便数が減らされている。海外メデイアが訪日する目的に競技ばかりでなく、街の人たちとの交流もある。緊急事態下での強行開催、住民の考え方、東北では復興状況もあるだろう。 

選手たちはバブル方式で安全確保(?)されているがメデイアはどうなのか。感染拡大の危険の方がおおきいのではないか。 

郡・仙台市長の方に分があると思うが。

0 件のコメント: