2021年7月8日木曜日

小さな記事の大きな課題(41):森前会長の政局発言、「遠藤さんに岸田さんを後押したら」と

 政局に敏なる森・前組織委員会会長が遠藤・元五輪相の政治資金パーテイーで「オリンピックに成功してもらったら、いよいよ政局になる」とあいさつしたそうだ。遠藤さんは岸田派の要人で、「いろいろあると思うが、この際思い切って岸田さんの後押しをしてあげたらどうか」と発言したそうだ。

このパーテイーでは岸田元政調会長も出席しており岸田さんは次期総裁選に出馬の意向を表明している。

森さんは組織委員長時代に女性蔑視の発言をし辞任に追いやられた。女性蔑視発言として騒ぎ過ぎではないかと思ったが、森さんはパーテイーに呼ばれると、その会の雰囲気で話題を変えるという。

今回も岸田派の遠藤さんの政治資金パーテイーだったので、次期総裁選に岸田さんを推したらどうかと話したのだが、政局を読む力は大きい。

これほど選挙に負けても「菅おろし」が始まらない。菅総理はまだ、オリンピックを成功させ、総裁、総選挙に打って出るつもりだが、党内の動きは二階vs3A(安倍、麻生、あまり)、谷垣グループなどは小池都知事の新党(?)と組んだらどうかと言う動きだ。もちろん二階さんも小池都知事を取り込みバランスを保とうとしている。

こんなだらしない自民党だから、この辺で岸田さんで心機一変したらどうかと森さんが考えていても不思議ではない。まだまだ政界に顔が利く。新しい流れをつくるかもしれない。

さらに、新型コロナ禍でのオリンピック開催は「無観客」の予定で計画を立てた方がいいと提案していたという。菅政権が右往左往している姿がやりきれないのか。


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