朝日新聞2024.12.8 島根原発の再稼働、安全性を指摘 |
さらに再稼働を目指し、浜岡原発は防潮堤22mを28mにし、規制委もおおむね妥当という。浜岡原発は2011年の東北地方太平洋沖地震、津波で福島第一原発事故を鑑み、民主党の菅政権が運転停止を要請した。浜岡原発は東海地震の震源域のど真ん中にあるのだ。
また敦賀2号機は敷地付近をK断層、浦底断層が存在し、断層の上に重要施設が設置されておるために再稼働にストップがかかっている。原発の稼働は事業者の経営上大きく影響し、事業者は再稼働に熱心なのだ。
新聞報道によると島根原発は他の原発立地と比べて30㎞内に松江市や県庁が2号機の南2㎞には活断層である宍道断層が存在する。土砂災害のリスクも多く、立地から考え緊急時の避難がどうかの心配はあり、地元住民は避難理の確保に不安を持っている。
原発の安全性にはいろいろ議論がある.
「事故が起きるまでは安全なのだ」という専門家の皮肉も聞こえるが、理論物理学者の故武谷先生は「この技術は安全と言いえる者の手にかかるとその技術は危険になる」という。原発の運転者がどの程度危険意識を持っているかだ。さらに運転は下請け、孫請け企業が受けおっている。電力会社の従業員は中央指令室のコンピューターとのにらめっこなのだ。
巨大設備のコンピューター依存も危険なのだ。
45年前に冷却水の故障で一部炉が溶解したスリーマイル島の原発は45年ぶりの再稼働を目指しているというし、2011年の東京電力福島第一原発は廃炉に向け四苦八苦している。
さらに1986年のロシアのチェルノブイリ原発はコンクリートで封鎖したというが、この原発はロシアから侵攻を受けているウクライナにあるのだ。原発地域が戦場になっている。
COP29は削減計画、新興国の経済支援ばかり話題になるが、原発の安全性もしっかり検討すべきではないのか。
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