2024年12月29日日曜日

今日の新聞を読んで(728):あるか衆参同日選、石破の党内外「けん制」だけか

 石破総理がぼやいているという。「誰もほめてくれない」「普通の閣僚より何倍もしんどい」さらに「寝る時間も足りない」というのだ。衆院選で負け過半数を割った少数与党に落ち、野党の協力がなければ予算案も通らない状況ではぼやきもわかる。

世論調査では必ずTOPで「次期首相」として期待が大きかった分、国民の「がっかり感」も出てくる。

衆院選の敗北は裏かね問題で政治改革も不十分と国民は見ている。石破さんはもっと厳しくやりたいのだろうが、自民党内基盤が薄い石破さんでは無理な話だ。

総理になってからの出だしも悪い。G7,G20 会議でも合間にスマホをいじり、海外の首脳があいさつに来ても座ったままの握手は顰蹙を買った。外交マナーが悪い。

ぺルーの帰りに次期大統領のトランプ氏と会談したかったのだろうが相手にされなかった。ところが一方でカナダ首相とは会談している。昭恵夫人の会食まで出てくると石破さんが軽くみられている感が強い。

国会審議を見ると丁寧に説明しているようだが、石破論法として批判もされている。国会審議は国民民主の「103万円の壁」が大きくクローズアップされ幹事長、政調会長が調整にあたり石破さんの出番はない。

2025年度の予算案、審議の行方によっては不信任決議案も出てくるだろう。衆参同日選挙は石破さんにとってはいずれもリスクで、状況を改善できる手段ではない。

自民党内、野党をけん制しているとしか思えないが、やれるとしたらやってみることだ。

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