2024年12月20日金曜日

アベクロコンビによる異次元緩和失敗:長期社会実験はPDCAで

日刊ゲンダイ(2024.12.20)によると、25年間にわたる金融緩和政策の効果と副作用を日銀が「多角的レビュー」で失敗だと評価した。

「2年程度で署ぷ飛車物価2%達成」「マネタリーベースの保有額2年で2倍」、安倍首相の肝いりで黒田総裁が旗振りした。

市場にカネを流せば「円高は円安に」、こんなことがわからないのかと総選挙で自民党若手候補者が訴えた。 

また、大企業が潤えば中小企業にも金が流れる「トリクルダウン」にも期待した。しかし欧米では確認できなかったことで、日本でも例外ではなかった。

すべて失敗。同志社大の浜先生は「バカのミクス」と言い、主りゅは経済学者の伊東先生は「何ら検証を受けていない金融政策」と反論した。

逆に副作用が目立った。円安、物価高の要因に。低金利は経営力の弱い中小企業の倒産を回避したが、今になって賃上げに対応できず、利上げにも足を引っ張る結果になっている。それに人手不足で会社存続にも問題を残す結果になっている。

長期社会実験は非伝統的政策をとるのであれば不確実性、副作用にも注意が必要だ。

PDCAのサイクルを回し2年で2%目標が達成できなかったときにCAを強化すべきだった。

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