2024年12月24日火曜日

憶測を生む斎藤元彦・兵庫県知事騒動:やっぱり「ほころび」は出るものだ

 何が何だか分からなくなってきた斎藤兵庫県知事の騒動だ。自らにかかわる不祥事の告発を「ウソ八百」と言い切り、告発者保護もそっちのけで、自分に対する批判の「潮目」を変えるために副知事に犯人調査を命じた。

副知事は斎藤氏の指示を受け、犯人捜しだ。とてもじゃないが人権を無視した調査手段だった。斎藤氏もさることながら副知事の責任は大きい。すぐに辞職したが斎藤氏にも辞職を進めたが聞き入れられなかった。記者会見での涙目はこんな事情があったのは想像できなかった。

批判の大きさに斎藤氏は失職を選んだ。よくよく考えてのことだったのだろうが、今から思えば再出馬の機会を見ていたのだ。

この間の斎藤氏は、きりっとした姿勢で、迷い事もない目、常に批判に対して「違法性の認識は持っていない」と言い張る。

これだけでも「斎藤氏は悪くない」というストーリーがSNSで出来上がったのだろう。再度の県知事選では多くの人がSNSで同情した。

一方、PR会社の女性社長が「広報全体を任されていた」、「田舎のPR会社がこれほどの成果を出したことに意義がある」と公表したが、斎藤氏は「任せたのは一部、71万円」と反論したことで逆にSNSで「公選法違反?」の声が上がり、郷原弁護士と上脇教授が県警と地検に告発、最近受理されたという。異常は早さに専門家は注目する。

しかしここにきて、読売新聞記事が注目された。斎藤さんの支援者が「SNSで選挙協力したい」と申し出たことに対して斎藤氏側が「すでにPR会社に委託している」と申し出を断ったという報道が出た(直接読売新聞を読んでいないので正確さは?)。

しかしこれで斎藤知事側が不利になったか。いろんなことから「ほころび」が出てきたのだ。多方面からのSNS協力は危険だ。

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