2019年6月5日水曜日

元農水省事務次官の長男殺害事件を考える:理解できる「他人への殺害回避」手段として

元農水省の事務次官まで勤め上げた人が長男を殺害する事件が起きた。元次官は長男による他人への殺害事件を回避するために取った手段と考えると理解できる。情報番組で次第に分かったことは、「家庭内暴力を受け、さらに他人への危害を加える危険も出てきて、川崎の事件が頭によみがえった」と言うのだ。

テレビの情報番組では専門家と言われる人達が出演し、「もっと外に相談してほしかった」「そうすれば別の道もあったはず」と言う。警察、児童相談所、引きこもり専門施設などへの相談を推奨しているのだ。

確かにその方法もあったかもしれない。でも東大を出て官僚のトップまで上り詰めた人に家庭内のこと、子供のことで恥をさらして相談することができたか。

このまま放置すれば家庭内暴力は続き、他人に危害を与える危険も出てきた。もしそうなった時に、親として一人一人に謝罪し死ぬまで負い目を感じて生活することは自尊心を傷つける。

だったら自分が親として「長男を殺し他人への危害を回避する」方が一番いい手段だと考えたのではないか。

他人を気遣いながら生きていくよりも自分が刑に服すればいいだけの話なのだ。子供の責任を親がとるむごい話だが、わかる気がしないか。

ところでこの長男も「いじめ」「対人関係からの引きこもり」が要因のようだ。どんな環境にあろうと他人を思いやりながら共存していくような教育を小中学校からやっていかなければならない。道徳教育なのだ。




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